納戸とサービスルームの違いは?活用方法もご紹介!

2022.11.14

納戸とサービスルームの違いは?活用方法もご紹介!納戸とサービスルームの違いは?活用方法もご紹介!

納戸とサービスルームの違いをご存知でしょうか?

間取り図で「N」や「S」と表記される部屋ですが、どういった違いがあるのかをお伝えします。

メリットや注意点、活用例もご紹介するので、理想の家探しの参考に是非ご覧ください。

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納戸とは?サービスルームとは?

間取り図をみているとよく見かける納戸とサービスルーム。その違いは何なのでしょう?

納戸・サービスルームと、リビングや寝室との違いから解説します。

納戸・サービスルームと他のお部屋の違い

一言でいうと、居室か居室ではないかの違いです。

建築基準法では居室は「居住、作業、娯楽などの目的のために継続的に使用する室」とされ、窓の大きさや天井と床の高さについて規定されています。この規定に当てはまらない部屋が納戸やサービスルームと呼ばれているのです。

居室ではないのでコンセントや窓がない場合が多いですが、設置されていることもあり、物件によって変わります。

居室と非居室を解説したコラムもありますので、詳細はこちらをご覧ください。

関連記事:

【居室とは】リビングや納戸は?居室と非居室について解説します』 

サービスルーム(S)と普通の部屋と何が違う?おすすめの使い道や注意することをご紹介

納戸とサービスルームの違い

居室は建築基準法で明確に定義されているのに対し、納戸やサービスルームには明確な定義がありません

そのため、居室でない部屋を、納戸やサービスルームと便宜上よんでいます。

しかも、納戸とサービスルームには明確な定義がない分、機能面でのはっきりとした違いもありません

ただ、イメージでは以下のような違いがあります。

納戸和風の部屋・建物に使われる傾向。
サービスルーム洋風の部屋・建物に使われる傾向。

※あくまでイメージなので、物件によっては当てはまらない場合も有

ちなみに、納戸は「N」、サービスルームは「S」と表記されますが、他にも「DEN」「F(フリースペース)」「ワークスペース」と表記されていることもあります。

こちらではサービスルームがある間取りにはどういうものがあるか解説しています。

関連記事:『サービスルームとは?SLDKの「S」について紹介』 

「DEN」はこちらを参考にしてみてください。

関連記事:『間取りで見る「DEN」の意味とは?使い方やメリット・デメリットをご紹介!

納戸・サービスルームのメリット

納戸・サービスルームのメリットは以下の3つです。

用途が決まっていない部屋なので、住む人の個性に合わせて活用できます。

  • 幅広い用途
  • 収納部屋として使いやすい
  • 部屋数のわりに価格が低め

幅広い用途

納戸・サービスルームは窓がないなどの一般的な居室と違う点はあるものの、子供部屋や書斎として使うことも、普段使わない物を収納する場所としても、ウォークインクローゼットのように洋服を収納する場所としても使用できます。

さらに、趣味の部屋、勉強部屋、筋トレルームとしても活用可能。活用例は後ほど詳しく紹介いたします。部屋の設備を確認しながらどんな部屋にしたいかを考えるのも楽しそうですね。

収納部屋として使いやすい

納戸・サービスルームには窓の大きさに関する規定がありません。そのため、窓がない場合もあります。窓がないので日光が入らず、日中でも照明が必要不可欠ですが、その分、紫外線に弱い本や洋服の収納に最適です。

ただし、通気性が悪いとどうしても湿気がこもりがち。本や洋服にカビが生える原因になるので、除湿機やサーキュレーターなどを使用して湿気対策をしましょう。

部屋数のわりに価格が低め

納戸・サービスルームは居室ではないので、1部屋に数えられません。そのため、「2LDK+S」などのように表記されます。

使い方によっては3LDKの物件のようにでき、しかも価格は一般的な3LDKよりも安いです

納戸・サービスルームの注意点

納戸・サービスルームには注意点もあります。以下の3点に注意して、上手に活用していきましょう。

  • 自然光を取り入れにくく薄暗い
  • 換気がしにくい
  • クーラーなどの電化製品が使えない

自然光を取り入れにくく薄暗い

納戸・サービスルームは窓がない物件も多く、窓があってもサイズが小さいこともあります。そのため、どうしても日当たりが悪くなりがちです。

個室として使用することはできますが、日当たりが良い部屋を希望している場合はニーズにあわなくなります

換気がしにくい

窓がないもしくは小さいと、換気がしにくいので、新鮮な空気をいれづらく、湿気が籠りやすくなります。

埃もたまりやすいので、物置としてではなく、居室のような使い方をしたい場合は、除湿機を置く、サーキュレーターを使って空気の入れ替えをすることがおすすめです。

クーラーなどの電化製品が使えない

納戸・サービスルームにはコンセントがないことも珍しくありません。

コンセントがないとエアコンの設置が難しくなりますし、その他の電化製品の使用もできないです。

物置として使用する場合は問題ないかもしれませんが、子供部屋や書斎などとして使用を考えている場合は、コンセントがついているかを確認しましょう。

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おすすめの納戸・サービスルームの活用の仕方

最後に、納戸・サービスルームの活用方法をご紹介します!

幅広く使えるからこそ、どんな部屋にしようか、なかなか決めづらくなるもの。ご紹介する活用例を是非参考にしてみてください。

なお、サービスルームの活用法についてはこちらでも紹介しています。

関連記事:

サービスルームのおすすめ活用法【8選】そもそもどんな部屋を指すの?

「SLDK」ってどんな間取り?「S」の意味は?納戸との違いや活用方法をご紹介!

季節の家電や洋服の収納

季節ものの家電は使用期間以外は収納場所に困るもの。

暖房機器、扇風機は場所もとりますし、「どこに収納したかな?」と使用前に探す人も多いのではないでしょうか。

使用しない家電を1か所に集約すれば、家族みんなが探しやすくなるでしょう。

また、最近はウェークインクローゼットやファミリークローゼットが人気です。

各個室にそれぞれの収納スペースを持つのではなく、1か所で洋服の管理をすることで家事の時間も短縮でき、衣替えの手間もかかりません。

趣味の部屋

納戸・サービスルームを趣味の部屋として使うのもおすすめ。

窓がない、窓が小さいと外からの音が入りにくくなり、集中しやすい空間にできます。

趣味で収集したものを飾るにも、日光が入りにくい納戸・サービスルームはぴったりの場所です。

光が入りにくい利点を生かした趣味の部屋としてシアタールームもいいでしょう。

日中だとカーテンを閉めても太陽の光が気になることもありますが、納戸・サービスルームであれば時間帯を気にせずに楽しめそうです。

書斎や仕事の部屋

集中しやすい空間であれば、書斎や仕事の部屋として活用するのもいいでしょう。

日光に弱い書籍の保管にも向いていますし、外からの騒音も入りづらいので、在宅ワークにも適しています。

子供のプレイルーム

子供が小さいうちはリビングで遊ばせることもできますが、おもちゃが散らかると急な来客の際に困ってしまいます。

プレイルームを作って収納場所を広めにとってあげると、子供がおもいっきり遊べるスペースになりますし、片付けの習慣も身につけやすいです。

また、納戸・サービスルームを子供部屋として使用することも可能。

こちらのコラムで紹介しているので、参考にご覧ください。

関連記事:『サービスルームを子供部屋にできる?注意点は?』 

物置以外にも幅広く活用できるのが納戸・サービスルーム

納戸・サービスルームは居室ではないので、一般的な個室と全く同じように使えない点もありますが、上手に使えばメリットが大きい部屋になります。

コンセントの有無や窓の大きさは間取り図やネット上の情報からは分からないことも多いので、内覧をして確認してみてください。

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