

南向きの家は本当に日当たりがいいのでしょうか?
しかし、中には思ったほど日当たりがいい家ではないこともあるようです。
今回は東西南北それぞれの向きの家の特徴を比較し、あなたのライフスタイルにぴったり合う家探しをサポートします。

目次
南向き=日当たりがいいとは限らない?!

「南向きの家は日当たりがいい」とよく言われます。
たしかに日本は北半球の国なので太陽は東から出て、南を通って、西に沈むもの。南向きであれば日当たりがいいことが想像できます。
しかし、一概にそうとは言えないことも事実です。
例えば、マンションの場合、同じ南向きでも低層階と高層階では日当たりが変わります。
階層が違うことでの日の入る角度の問題だけでなく、南側に高い建物があると、低層階は日陰になる時間帯がどうしてもあるのです。間取り図を見て、ベランダがどの方向を向いているのか、一番大きい窓はどの方向を向いているのかを見るのも大切ですが、内覧時に周辺環境や日中の日の入り方を確認することも忘れないようにしましょう。
内覧の際に注意したいことを紹介したコラムはこちらです。
関連コラム:『南向きの部屋は本当に日当たりが良い?内見時に確認すべきポイントを押さえよう』
また、日当たりがいいからといって、あなたにとってのベストな方角を向いた家だとは限りません。
どの向きの家がいいのかをまずが確かめてみましょう。
どの方角がベストか決めるポイント

どの向きの方角かベストなのかを決めるポイントは以下の3つです。
- 活動時間
- 洗濯するタイミング
- 暖かさ優先or涼しさ優先
順番に見てみましょう。
活動時間
朝はいつも何時に起きるのかや、昼間は外にいるのかもしくは家の中にいるのかなどを考えてみましょう。
例えば、夜勤の人で帰宅後はすぐに寝てしまい夕方まで起きないという人の場合、日当たりがいいからと南向きにしてもそれほどメリットが感じられない可能性があります。
朝は早く起きて家のこと済ませてから仕事に行くという人の場合、朝日がさしこみやすい東向きの家にすると、体内時計が朝日でリセットされるので、気持ちよく仕事にいけるでしょう。
洗濯するタイミング
洗濯するタイミングも重要です。
朝に洗濯して外干しをする場合や一日に何回も洗濯する場合は日当たりのいい南向きはオススメです。
しかし、仕事が終わって夜に洗濯して干す場合は、朝日が一番最初にあたる東向きの方が洗濯物がよく乾きます。
もしくは、花粉症で外干しできない、夕方までに洗濯を取り込めないという場合、部屋干しをする人もいるでしょう。その場合、南向きにこだわる必要はなく、むしろ購入価格が抑えられる北向きや西向きの家の方がメリットが大きいかもしれません。
暖かさ優先or涼しさ優先
冬は暖かく、夏は涼しい家があればベストですが、なかなか難しいもの。優先させる方を選びましょう。
南向きの家は日当たりがいいので冬は暖かく過ごせるメリットがあるものの、夏は冷房費がかさみやすいデメリットがあります。
逆に、北向きは夏は日があたりにくいので暑くなりにくいですが、冬は寒さを感じやすいです。
夏の暑さを少しでも緩和したいのであれば、北向きや東向きの家がよいですし、冬の寒さのほうが気になるのであれば南向きや西向きがよいでしょう。
南向きの家のメリット・デメリット

それでは、各方角のメリットデメリットをご紹介します。
まずは南向きの家から見てみましょう。
南向きは先ほどご紹介したことに注意しながら物件を選べば日当たりのいい家です。日中は家の中で過ごすことが多い人、就学前の子供がいる人にとって過ごしやすいリビングにできます。
ただし、日当たりがいい分紫外線の対策は不可欠。
フローリングや畳、家具や本は紫外線を長く浴びると日焼けや劣化してしまいます。UVカットのカーテンやカーペットの活用、家具や本棚は日が当たらない場所におくなどの対策が必要です。
また、南向きの家の場合、リビングの窓の外すぐが道路であることも多く、道を歩く人からリビングが丸見えということもあるようです。外から内が見えにくいカーテンなどを活用しましょう。
メリット | デメリット |
・一年を通して日当たりがいい ・冬は部屋の奥まで日差しが入るので温かい ・洗濯物がよく乾く | ・夏に室温が上がりやすい ・紫外線で家具や床や傷む ・家の中が外から見えにくくなるよう対策が必要 |
東向きの家のメリット・デメリット

東向きは朝日が差し込みやすい方角。日の出の時間からリビングが明るくなり出すので、朝が早い人は体内時計が朝日でリセットされて、すっきりとした朝を迎えられます。
太陽の光が一番最初にあたる場所は洗濯物を乾かすときにもぴったり。朝早くに洗濯ものを干す、または夜に洗濯を干す人におすすめです。
朝の恩恵が大きい一方で、昼過ぎになると日が当たらなくなり、夕方以降は部屋の中が暗くなるのが早いです。そのため、照明を早い時間からつけないといけません。
メリット | デメリット |
・朝日で体内時計リセット ・早い時間に活動する人は明るい部屋で過ごせる ・夏場の午後、室温が上がりにくい | ・午後以降は日当たりが悪くなる ・冬は特に暗くなる時間が早く、冷え込みやすい |
東向きの家に関してはこちらでも解説しています。
関連コラム:『東向きの部屋の住み心地は?デメリットは風水で解消できる?』
:『東向きのマンションは朝型志向にぴったり!日当たりと部屋選びのポイントを紹介』
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西向きの家のメリット・デメリット

午後になってから日差しが入るのは西向きの家。朝はゆっくり起きる人、昼前まで寝ている人に向いています。
日の入りのギリギリまで日差しが届くので、冬は日の暖かさを感じられるでしょう。一方で、夏場は西日がきつくて暑いと感じやすいです。日差しをコントロールできるカーテンをつけて対策しましょう。
メリット | デメリット |
・冬は遅い時間まで日差しの暖かさを取り入れられる ・午後に洗濯をほしても乾きやすい ・物件価格が北向きの家の次に抑えられる | ・夏の西日がきつく、暑さは夜まで残りやすい ・午前中どうしても薄暗くなる |
西向きの家に関してはこちらでも詳しく解説しています。
関連コラム:『西向きの部屋は住みにくい?メリット・デメリットと快適に過ごせる工夫を紹介!』
:『西向きのマンションは辞めた方が良い?後悔しないために!デメリット・メリット解説』
北向きの家のメリット・デメリット

東西南北の中で一番日当たりが悪い北向きの家。春分・秋分の日は真東から真西に太陽が移動するので、日差しが全く入らないです。
しかし、日差しが入らないからこその良さがあります。夏は比較的涼しく過ごせますし、日差しで床や家具が傷む心配もなし。
冬場は暖房費がかさみやすいですが、日中家にほとんどいない人にとっては日差しも日中に感じる寒さのデメリットもそれほど大きくならないでしょう。
メリット | デメリット |
・夏場は比較的涼しい ・床や家具が日焼けする心配がない ・物件価格が一番抑えられる | ・日差しが差し込みにくいので部屋が一年を通して薄暗くなりやすい ・結露やカビが発生しやすい |
なお、こちらのコラムでも北向きの家について紹介してます。
関連コラム:
『北向きの部屋は寒い…?暖かくする対策とカビ・湿気の防止法』
日当たりが悪い場合の対処法

南向きにしろ、その他の方角の向きの家にしろ、日当たりの悪いのが気になるお部屋があるでしょう。
その時には以下の4つのポイントを実践してみてください。
- インテリアの雰囲気を明るくする
- 照明の明るさを変える
- カーテンを変える
- 日当たりの悪さを活かす内装変更する
インテリアの雰囲気を明るくする
日差しがあまりなくて薄暗い印象になっているのなら、インテリアを変更して明るい雰囲気にしてみましょう。壁紙を白やパステルカラーにすると、照明が反射してお部屋全体が明るい印象になります。同様に床のフローリングも茶色でもトーンの明るい茶色に変更するだけでも印象を変えることが可能。
壁紙や床の色を変えることが難しい場合は家具の色で調整しましょう。
照明の明るさを変える
照明の色を変更するだけでもお部屋の雰囲気が変わります。
一般的に電球・蛍光灯の色は5種類あり、一般的に販売されている色は「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類。もちろん光熱費が安く、長持ちするLEDもオススメです。
電球色 | 暖色系。温かみのある光。 |
昼白色 | 太陽の明るさに一番近い光。 |
昼光色 | 青みがかった白色の光。最も明るい。 |
間接照明を新たに設置するのもいいでしょう。
天井や壁に光を反射させれば、部屋全体が明るくならなくても、暗さが気になりにくくなります。
カーテンを変える
カーテンは材質によって、部屋に入る光の量を少なくしてしまいます。
最近では薄めの材質でも外から中を見えにくくする商品も販売されているので、上手に活用しましょう。特にオススメなのが、白色のレースカーテン。柔らかく光を反射してくれます。
日当たりの悪さを活かす内装変更する
いかに明るい雰囲気にするかではなく、日差しがあまり入らない条件を活かすのも1つの手段。
絵画や写真を飾っても日焼けしないのは日当たりがよくない部屋のメリットです。
植物で飾り付けるのもいいでしょう。耐陰性の植物は日当たりが悪い場所でも育てることが可能。ただし、植物なのである程度光合成ができる環境は必要です。どの程度日光に当てればいいのかという点も忘れずに確認してください。
南向きは日当たりはいいが、日当たりだけにこだわらずに家を探そう
南向きの家は確かに1年を通して日当たりがいいです
しかし、日当たりがいいならではのデメリットも存在しますし、メリット自体を活かせない生活スタイルの人もいます。
「南向きだから」という理由だけでなく、東向き、西向き、北向きそれぞれの家の特徴を比較し、あなたに最適な家をみつけてください。
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