

セカンドハウスが欲しい方、子供に住宅を購入してあげたい方など、2軒目の住宅購入を検討する方もいるでしょう。
住宅ローンは1世帯あたり1件が基本ですが、2軒目の住宅でもローンを組めるケースがあります。
そこで本記事では、2軒目の住宅ローンの条件や注意点などを解説しますので、2軒目を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
住宅ローンは1世帯あたり1件って本当?

住宅ローンは、融資を受ける本人が毎日生活をするための住宅購入などを目的としたローンであるため、1世帯あたり1件が基本です。
そのため、融資を受ける本人以外が暮らす住宅や、週末だけに利用するセカンドハウスのためには利用できません。
現実的には難しいことですが、1軒目の住宅ローンを隠して2軒目のローンを組んだ場合や、自分が居住しないのに住宅ローンを組むことは契約違反となります。
契約違反が判明するとローンの一括返済を求められる可能性が高く、その後の信用にもかかわるため、金融機関を騙すようなことは絶対にやめましょう。
2軒目の住宅ローンが認められるケースとは?

住宅ローンは1世帯1件が基本ですが、2軒目の住宅ローンが認められるケースもあります。
2軒目の住宅ローンが認められるのは、以下の2つです。
- 住み替えにより一時的に二重でローンを組む場合
- セカンドハウスとしてローンを組む場合
それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。
住み替えにより一時的に二重でローンを組む場合
現在住んでいる家を売却して、新たな家を建てる・購入する場合は、一時的に二重でローンを組むことが認められる場合があります。
具体的なケースとして、売却の目途は立っているが、売却手続きが遅れてしまい、新居購入までに、売却が完了しないことが挙げられます。
他にも、売却の目途が立っていなくても、返済能力に問題がないと判断された場合も、二重でローンを組むことが可能です。
どちらにしても、もともと住んでいた家の売却が完了するまでの一時的なものであり、審査では二重でローンの返済を続けられるかどうかが厳重に判断されます。
セカンドハウスとしてローンを組む場合
金融機関のなかには、親族用の住宅購入やセカンドハウスの購入を目的とした住宅ローンを扱っているところもあります。
「セカンドハウスローン」や「親族居住用住宅ローン」など、金融機関によって商品名や内容はさまざまです。
また、審査条件も異なるため、利用する場合は、条件や内容、利用期間をしっかり確認するようにしましょう。
住み替えでダブルローンを利用するメリット・デメリットは?

住み替えによるダブルローンには、メリットだけではなくデメリットも存在します。
メリット・デメリットを十分に理解してから利用するようにしましょう。
住み替えでダブルローンを利用するメリット
住み替えでダブルローンを利用する最大のメリットは、スムーズに住み替えが可能なことです。
二重のローン返済が可能であれば、前の住宅ローンが残っていても、売却の目途が立っていなくても、タイミングを調整せずに手続きを進めることができます。
それにより、仮住まいをしなくてもよくなるため、住み替えによる無駄な費用を抑えることが可能です。
住み替えでダブルローンを利用するデメリット
住み替えでダブルローンを利用するデメリットは、ローン負担が大きくなることと審査が通りにくいことです。
ダブルローンは、単純に支払いが2つになるためローン負担が大きくなります。
売却の目途が立っていない場合は、支払いが難しくならないよう、ある程度資金を用意しておく必要があるでしょう。
また、ダブルローンとなる場合は、1軒目の住宅ローンよりも審査が厳しく通りにくいため、年収など十分な返済能力が求められます。
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2軒目ローンの気をつけたいポイントとは?

2軒目の住宅でローンを組む際に、気をつけなければならないポイントがあります。
気をつけたいポイントは、以下の4つです。
- 審査が厳しい
- 住宅ローン控除が適用外
- 金利が高い
- 2つのローンをまとめることはできない
それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。
審査が厳しい
2軒目の住宅ローンは、1軒目のときよりも審査が厳しく通りにくいです。
2軒目の住宅取得でローンを組む場合、1軒目のときと同様に審査が行われます。
現在返済途中のローンに加え、新たなローンを組むこととなるため、高い返済能力が必要です。
また、2軒目の住宅取得となると、1軒目のときよりも年齢が上がり返済期間が短くなるため、月々の返済額が高額となります。
毎月の返済額が大きいと、返済負担率が高くなるため、審査が通りにくいです。
住宅ローン控除が適用外
セカンドハウスや親族用の住宅では、住宅ローン控除が適用外です。
住宅ローン控除を適用するためには、「新築または取得の日から6ヶ月以内に入居していること」や「返済期間が10年以上であること」など要件を満たす必要があります。
他にもさまざまな要件がありますが、自らが生活するための家であることが絶対条件です。
そのため、セカンドハウスや親族用住宅は、ローンを組んだ人が実際に生活する家ではないので、住宅ローン控除は適用外となります。
住み替えの場合は、要件を満たすことで利用することが可能です。
ただし、二重で住宅ローン控除を利用することはできないことを理解しておく必要があります。
また、住み替えの場合は、住宅ローン控除以外にも利用できる減税措置があるため、どの制度が一番得なのかを確認しておくとよいでしょう。
金利が高い
セカンドハウスローンや親族用住宅ローンは、通常の住宅ローンよりも金利が高めに設定されています。
セカンドハウスローンは、金利年2〜3%が一般的で、それ以上の場合もあります。
これは通常の住宅ローンの金利よりもはるかに高いため、年収などは高い基準が設けられていることが多いです。
そのため、いままでの住宅ローンは問題なく返済できたからといって、同じ気持ちでセカンドハウスローンを組むと苦労することとなるでしょう。
セカンドハウスローンを利用する場合は、金利や返済期間なども考慮しながら、返済計画をしっかりと立てるようにしてください。
2つのローンをまとめることはできない
1軒目の住宅ローンと2軒目の住宅ローンは、1つにまとめることができません。
2つのローンを払うよりも、1つにまとめて払っていく方が家計の管理もしやすくなるため、まとめたいと考える人も多いでしょう。
しかし、セカンドハウスローンなど2軒目の住宅に利用するローンは、通常の住宅ローンよりも金利が高く設定してあるため、まとめることは不可能です。
また、通常の住宅ローンは基本的に1世帯あたり1件とされてあるため、2つのローンをまとめることはできません。
2軒目は住宅ローンの仕組みを理解して検討しよう!
今回は、2軒目の住宅ローンについて解説しました。
住宅ローンは、基本的に1世帯につき1つですが、住み替えなど場合によっては2軒目の住宅取得でも認められることもあります。
2軒目の住宅ローンを組む際は、1軒目のときと比べて審査が厳しくなるため、十分な返済能力が必要です。
今回紹介した注意点を考慮しながら、2軒目の住宅の取得を検討するとよいでしょう。
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