北玄関の間取りのメリットとは?デメリットを解決する方法も解説!

2022.09.14

北玄関の間取りのメリットとは?デメリットを解決する方法も解説!北玄関の間取りのメリットとは?デメリットを解決する方法も解説!

気になる物件や土地があるけれど、北玄関という理由で購入を躊躇する方も少なくありません。実は、北玄関の間取りも、工夫次第で明るく暮らしやすい家になります。本記事では、北玄関の間取りのメリットを紹介します。北玄関の間取りのデメリットを解決する方法も解説しているので、参考にしてください。

北玄関の間取りとは?

「北側にある玄関の画像」

名前の通り、北側に玄関を配置した間取りを北玄関の間取りといいます一般的に、玄関は南向きが良いといわれていますが、北道路に面した土地は、南道路に面した土地に比べると価格が低く設定されていることが多いです。

もちろん、北道路に面した土地には、北玄関の間取りの建物を建てるケースが多くなります。まずはじめに、北玄関が嫌われている理由や、北玄関は本当に暗いのかどうか解説していきましょう。

北玄関が嫌われる理由

太陽は東から上り、西に沈んでいくため、北玄関は日当たりが悪いといわれています。北玄関は、日当たりの悪くじめじめした雰囲気の玄関になると考える方も少なくありません。

家の顔ともいわれる玄関は、なるべく明るくしたいと考える方も多いため、北玄関にネガティブなイメージを持たれることが多いです。

また、風水的にも北玄関は良くないといわれています。風水では、「北の方向=水」と示されているため、玄関から運気や縁が流出すると考えられているようです。日当たりの悪いといわれる北玄関は、運気が入りにくいとも考えられています。このような理由で、玄関を北に配置することを避けたいと思う人が多いようです。

北玄関は暗いとは限らない

北玄関だからといって、玄関が暗くなるとは限りません。建物の日当たりは、土地の高さや周辺環境、道路の位置によっても変わります

北玄関の間取りを検討している場合は、建築前に土地の周辺環境や日当たりを確認しましょう。

また、風水を考慮して北玄関を避けたい場合も、玄関ドアの設置位置を変えるだけで、北を向かない玄関を作り出すことも可能です。

北玄関の間取りのメリット

「間取りを考えている人の画像」

北玄関の間取りは、暗いというイメージを持っている方も多いですが、デメリットだけではありません。ここからは、北玄関の間取りのメリットを紹介します。

メリット①日当たりの良いLDKが作れる

日当たりの良いLDKが作れるというところも、北玄関の間取りの最大のメリットになります

玄関を南側に配置すると、広いLDKを南側に配置することは困難です。北側に玄関を配置することで、日当たりの良い南側にLDKを配置できるだけではなく、広いスペースも確保できます

最近では、玄関に収納やシューズクロークなどの設備を配置する方も多いです。それらの設備を南玄関に配置すると、日当たりの良いスペースが圧迫されて、広々としたLDKの確保が困難になるでしょう。

日当たりが良く、広々としたLDKを確保できる北玄関の間取りは、明るい部屋で家族で過ごしたい方におすすめです。

メリット②玄関の壁やドアが傷みにくい

室内の建具も、日光が長時間当たると、日焼けして劣化が進みます。特に、日当たりの良い南側に玄関がある場合、玄関ドアが日光に当てられた状態が長時間続くため、北側にある玄関ドアに比べると、玄関ドアや壁の劣化が早くなるでしょう。

玄関は家の顔ともいわれているため、なるべく綺麗な状態を維持したいものです。北玄関の間取りにすることで、玄関の壁やドアが傷みにくく、綺麗な玄関を維持できます

メリット③効率の良い動線が作れる

北玄関の間取りにすることで、効率の良い動線が作れます北玄関の間取りで、玄関やホール、廊下の面積を最小限に抑えることで、各部屋や水回りへの動線をとることが可能です。

南玄関の建物の多くは、南側にLDKを設けることが多いため、北側に水回りをなどの設備が集中してしまいます。

一方、北玄関の間取りは、南側の部屋や設備を自由にレイアウトできるため、自分の生活スタイルに合った効率の良い動線が作れるでしょう。

メリット④家族のプライバシーが守られる

北玄関の間取りの場合、LDKに大きな窓を設置しても、外からの視線を気にすることはありません北玄関の間取りは、LDK側が道路に面していないため、日中は窓を開けたりレースカーテンにして過ごすこともできます。

南玄関でLDKを南側に設置すると、通行人からの視線が気になり、日中は中の様子が垣間見えてしまうこともあるでしょう。家族のプライバシーをしっかりと守りたい場合は、北玄関の間取りがおすすめです。

メリット⑤シンプルな外観が作りやすい

最近は、窓の少ないシンプルでモダンな外観の住宅が人気です。北玄関の間取りの場合、建物の北側に水回りなどが配置することが多いため、窓を設置する必要がありません。間取りを工夫することで、北側に窓が一切ないシンプルな外観の建物の建築が可能です

一方、南玄関の間取りの多くは、日当たりの良い南側にLDKが配置されています。南側にLDKを配置した場合、光を取り入れるために窓の設置が必要です。小さな窓を設置することもできますが、生活しにくくなるでしょう。

シンプルな外観の建物を建てたい場合は、窓の設置費用も抑えられる、北玄関の間取りがおすすめです。

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北玄関の間取りのデメリットを解決する方法

「自然な緑色の背景に?→と電球の照明を指す子供の手」

北玄関の間取りは、日当たりが悪くなり、冬場は北風が吹き込むことも少なくありません。ここからは、北玄関の間取りのデメリットを解決する方法を解説していきます。

方法①玄関に窓をつける

日差しが入りにくい北玄関には、大きめの窓を配置しましょう。北玄関の間取りでも、窓の大きさや位置を工夫することで、明るさの確保が可能です

窓を設置するスペースがない場合は、一部がガラスになっている玄関ドアやスリットのある玄関ドアもおすすめです。ガラスやスリットのある玄関は、一般的な玄関ドアに比べると、断熱性や耐久性が落ちてしまう可能性があるため、設置の際は注意しなければなりません。

玄関が暗いと、建物全体の印象を暗くしてしまう可能性もあるため、明るい玄関を作りましょう。

方法②照明や壁の色を工夫する

玄関に窓を設置できない場合は、玄関の照明や壁の色を工夫しましょう照明や壁の色を明るい色に変えるだけでも、明るい玄関を作り出すことが可能です。また、玄関にシューズクロークなどを設ける場合は、足元に間接照明を取り付けても良いでしょう。

方法③玄関ホールを吹き抜けにする

玄関が狭い場合も、玄関ホールを吹き抜けにすることで、明るさの確保が可能です。玄関を吹き抜けにすることで、5m以上の高さを確保できるため、高い位置に窓を配置できます。北玄関のデメリットを感じさせない、開放感のある玄関を作りたい方は、吹き抜けを検討してみましょう

方法④玄関前に風よけを作る

北風が吹き込みやすい北玄関には、風よけの配置がおすすめです。北玄関の場合、強い風が吹き込むことで、室内に砂ぼこりが入ったり、ドアの開閉が困難になるケースも少なくありません。玄関前に風よけを設けることでストレスを感じることもなくなるでしょう。

方法⑤建物の形状を変える

建物の形状を変えることで、日当たりの良い玄関を作り出すことができます建物をコの字型やL字型にすることで、日当たりの確保が可能です。土地の形状や周囲の環境に合わせて、建物の形状を考えましょう。

北玄関の間取りは工夫次第で明るくできる

北玄関の間取りについて、詳しく解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。北玄関の間取りは、薄暗くじめじめしたイメージを持っている方も多いですが、照明や窓の位置を工夫するだけで、明るい雰囲気の玄関になります

明るいLDKが作れるなどといった、さまざまなメリットのある北玄関の間取りも、住宅の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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