平屋の間取りのメリットとデメリットは?おしゃれな家にするためのポイントも

2022.09.14

平屋の間取りのメリットとデメリットは?おしゃれな家にするためのポイントも平屋の間取りのメリットとデメリットは?おしゃれな家にするためのポイントも

平屋といえば昔の家というイメージを持っている方も少なくありません。しかし、最近は暮らしやすさから平屋の建築を検討する若者やファミリーが増えています。本記事では、平屋の間取りのメリットとデメリットを紹介します。おしゃれな平屋にするためのポイントもまとめているので、参考にしてください

平屋とはどんな家?

「庭のある平屋の画像」

日本では古くから平屋住宅が選ばれていますが、現代の住宅の大半が2階建てです。最近では、暮らしやすさから平屋住宅の建築や購入を検討する若者やファミリーも増加しており、住まいの選択肢として注目している方も少なくありません。

平屋とは、1階建ての住宅で、バスルームやキッチン、寝室などがワンフロアにつめこまれています

平屋の間取りの特徴

平屋の間取りの最大の特徴といえば、すべての部屋と設備がワンフロアに収まる点です賃貸アパートやマンションのように、キッチンや寝室がワンフロアに設置された間取りをイメージすると良いでしょう。

平屋は建物の構造も単純で、耐震性にも優れています平屋は間取りの柔軟性にも恵まれているため、個性的な住宅を建築したい方にもおすすめです。

平屋のメリット

「シンプルなデザインの平屋の画像」

平屋は、家族でコミュニケーションがとりやすく、地震に強いといった、さまざまメリットがあります。ここからは、平屋のメリットを紹介していきましょう。

メリット①開放感が生まれる

平屋は、柱や壁が少ないため、開放感あふれる住宅が作れますまた、2階がない平屋は天井の高さを自由に調整可能です。

天井の高さを2.5〜3m程にすることで、より開放感をアップさせられるでしょう。ロフトや屋根裏部屋を設けることで、収納スペースも確保できます。

メリット②階段移動がない

階段からの転倒は、家庭内でも起こりやすい事故のひとつです。平屋はワンフロアにすべての設備が収まっているため、階段移動する必要がありません

階段のない平屋は、子供や高齢者にも優しい住宅といえるでしょう。老後の暮らしを考えて、平屋住宅を検討する若者も増えています。

メリット③床面積を削減できる

コンパクトな平屋は、階段はもちろん、廊下を設置する必要はありません。2階建てに比べると建築費用が高くなる傾向にありますが、コンパクトな平屋にすることで、床面積の削減が可能です

床面積を削減することで、光熱費や修繕費、税負担などの負担を軽減できます。生活スタイルにあった無駄のない平屋を建築することで、ランニングコストも抑えられるでしょう。

メリット④耐震性に優れている

平屋は、耐震性に優れているといわれています。2階の重量を支える必要のない平屋は、2階建てに比べると、受ける地震力が小さくなるのです。また、2階がないため、大地震の際に崩壊・倒壊リスクを抑えられます。

メリット⑤メンテナンスが気軽にできる

長く住み続けるためには、定期的に塗装や害虫駆除などのメンテナンスが必要です。雪の多い地域では、屋根の雪下ろしも必要になります。

2階建ての塗装や雪下ろしは、プロに依頼するしかありませんが、平屋であれば手軽にメンテナンスできますまた、依頼した際も高い足場を組む必要がないため、メンテナンス費用を安く抑えられるでしょう。

メリット⑥家族とのコミュニケーションが増える

平屋は、家族とのコミュニケーションが取りやすいところもメリットです。部屋と部屋の距離が近いため、家族が別の部屋にいる場合も気軽にコミュニケーションがとれます

また、リビングを中心とした間取りにすることで、家族が自然と顔を合わせる機会も増えるでしょう。

平屋のデメリット

「平屋が建ち並ぶ画像」

老後の暮らしを考えて平屋を検討する方も増えていますが、平屋はメリットばかりではありません。ここからは、平屋のデメリットを解説します。

デメリット①遮光の確保が難しい

2階建てであれば、年中太陽光の恩恵を受けられます。しかし、周りに住宅が多い土地に平屋を建てると、遮光の確保や風通しが悪くなる可能性があるため、注意が必要です

また、屋根に太陽光パネルの設置を検討する方もいますが、建てる場所を間違えると、思うように発電できないことがあります。

デメリット②工事費が高くなる

平屋は、2階建てに比べると工事費が高くなるため、平屋を検討する際は注意が必要です。平屋は、2階建てよりも基礎部分が大きくなるため、基礎工事にかかる費用が高くなりますまた、基礎部分だけではなく屋根も2階建ての2倍ほど必要です。

デメリット③広大な敷地が必要

平屋を建てるためには、広大な敷地が必要です30坪の平屋を建てたい場合、30坪の土地では足りません。2階建てであれば、1階15坪、2階15坪といった床延面積30坪の家が、30坪の土地に建築可能です。

平屋を建築する場合は、床延面積以上の土地を探さなければなりません。地域によっては理想の平屋が建てられない可能性があるため、慎重に土地を選びましょう。もちろん、土地は広ければ広いほど、固定資産税が高くなります土地や家屋に合わせて、固定資産税が高くなることを覚えておきましょう。

デメリット④防犯対策が必要

すべての部屋が1階にある平屋は、外部から侵入されやすいため、防犯対策しなければなりません。外出時や就寝時の戸締りを徹底して、防犯対策を行いましょう

センサーライトの設置や、割れにくい2重ガラスの採用、防犯フィルムを貼ることで手軽に防犯対策できます。

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平屋の間取りを考えるときの注意点

「平屋の間取りを考えている画像」

ここからは、平屋の間取りを考えるときの注意点を解説します。快適に暮らせる平屋ですが、防犯面や周囲の建物を考慮して建築しなければなりません。

防犯対策をする

すべての部屋が1階にある平屋は、防犯面が気になるという方も少なくありません。平屋は、足場がなくてもすべての窓や出入口からの侵入が可能で、空き巣に目を付けられやすいです

窓から侵入されることが多いため、防犯ガラスや面格子の設置を行い、防犯対策を行いましょう他にも、庭に防犯砂利を敷いたり、センサーライトを設置することで、空き巣が犯行を諦める可能性が高くなります。

プライバシーの確保

平屋はすべての部屋が1階にあるため、外からの視線が気になるものです。リビングの窓を開けたとき、通行人や隣人と目が合うというケースも少なくありません。

しかし、換気や光を取り入れるためにも、各部屋の窓は必須です。プライバシーを確保したい場合は、建物をコの字型やロの字型にすると周囲の視線も気になりません中庭を建物の中心に作ることで、洗濯物を干すスペースも確保可能です

周辺建物の高さを考慮

隣の家が2階建ての場合、2階から常に見下ろされている状態になります。2階建てに住んでいると、自然と隣の平屋の様子が目に入ってしまうものです。

隣が2階建ての場合は、軒を深くすることで高い場所からの視線を遮ることが可能です。また、屋根にソーラーパネルなどを設置する場合は、周囲の建物の高さや、日当たりを考慮しなければなりません

おしゃれな平屋にするためのポイント

「平屋の多い地域の画像」

理想の暮らしができる、おしゃれな平屋に住みたい方も多いでしょう。ここからは、おしゃれな平屋にするためのポイントを解説します。

ポイント①雑誌や写真でイメージを煮詰める

最近では、多くの雑誌やSNSで平屋の間取りが紹介されています。後悔のない平屋にするためには、自ら情報収集を行い、イメージを煮詰めなければなりません。

住宅展示場やオープンハウスなどを利用して、実際に平屋での暮らしを体感しても良いでしょう。

ポイント②中庭や窓から光を取り入れる

遮光の確保が難しいというデメリットがある平屋ですが、窓や庭の位置を工夫することで、光を取り入れることが可能です天窓や高い位置に窓を設置することで、明るい空間を作り出してくれます。

また、玄関を吹き抜けにすることで、さらに開放感が生まれ、明るいイメージの住宅に仕上がるでしょう。

ポイント③外壁や屋根にこだわる

平屋の第一印象は、屋根と外壁で決まります。平屋根や流れ屋根を選ぶことで、シンプルかつおしゃれな平屋になるでしょう

また、外壁は白や黒などのモノトーンにすることで、落ち着いたおしゃれな印象を与えられます。屋根や外壁にこだわるだけでも、おしゃれな平屋を建築できます

ポイント④勾配天井を取り入れる

勾配天井とは、名前の通り勾配のある天井です。勾配天井にすることで、最大4mほどの高さを確保できるため、開放感を楽しめます狭い部屋の場合も、勾配天井を取り入れるだけで、広く感じられるでしょう。

勾配天井だけではなく、おしゃれな照明やインテリアを設置することで、高級感も楽しめます。

平屋住宅の間取りはメリットが豊富!

平屋住宅の間取りについて、詳しく解説しましたが、いかがでしたでしょうか。防犯面やプライバシーの確保などを考慮する必要がありますが、メリットも豊富です

長く快適に暮らせる住宅を検討している方は、平屋を住宅選びの選択肢にしてみてはいかがでしょうか。

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