マンションで人気の「角住戸」とは?意味やメリット・デメリットを解説!

2022.09.06

マンションで人気の「角住戸」とは?意味やメリット・デメリットを解説!マンションで人気の「角住戸」とは?意味やメリット・デメリットを解説!

マンションで人気の角住戸ですが、どの部屋を指すかご存知でしょうか?

今回は、角住戸の意味や中住戸との違いを解説します。

合わせて角住戸のメリットやデメリットも紹介するので、マンションでどの部屋を購入しようか迷っている人は必見です。

角住戸について詳しく知って、マンションの部屋選びで後悔がないようにしましょう。

角住戸の意味とは

広い窓がある明るい部屋

角住戸とはその名の通り、マンションやアパートの角にある部屋を意味しています。

しかし、ひとくちに角住戸といっても、2つのパターンがあることをご存じでしょうか。

1つめは廊下の端に位置しているを意味しており、部屋の片側だけが他の部屋と接しています。

もう1つはコの字型の屈折している部分に位置している部屋を、角住戸と呼ぶのです。

いずれにしても、マンションやアパートではそもそも角住戸の数が少ないことの方が多いため、希少価値が高くなります。

中住戸との違い

中住戸とは角住戸ではない部屋のことを意味しています。

つまり、各フロアの端に位置しておらず、両側に部屋が隣接している住戸を指すのです。

中住戸と角住戸の大きな違いは、窓の数であるといわれています。

一般的に、角住戸の方が中住戸よりも窓が2~3枚ほど多くついています。

また、廊下の端に位置する角住戸の場合、隣接する部屋の数が少ないことも中住戸との違いとして挙げられる特徴です。

そこで、これらの特徴による角住戸のメリットやデメリットを見ていきましょう。

角住戸のメリット

カーテンを開けて採光を確保する女性

角住戸は、マンションやアパートの中でも人気の部屋となっています。

なぜなら、角住戸のメリットとして、以下の5つが挙げられるからです。

  • 採光が確保できる
  • 風通しがいい
  • 開放的である
  • アウトドアが楽しめる
  • プライバシーを守れる

これらのメリットから角住戸は、隣人トラブルを気にせず、広々として開放感のある部屋へ住みたいという人におすすめです。

それではさっそく、角住戸が人気である理由を1つずつ確認しましょう。

採光が確保できる

1つめのメリットとして挙げられるのは、採光が確保できることです。

先ほど、角住戸はフロアの端に位置しているため、窓の数が多いという特徴があるとお伝えしました。

そのおかげで角住戸は、十分な採光を確保することができ、中住戸に比べて部屋全体が明るいといえるでしょう。

窓のある方角も中住戸より多いので、1日を通して自然光がたくさん取り入れられます。

そのため、開放感のある広々とした空間を楽しむことができるのです。

風通しがいい

2つめのメリットとして挙げられるのは、風通しがいいことです。

角住戸は窓が多くあることから、換気がしやすい構造になっています。

一方、中住戸は、両隣に部屋があり人が生活しているため、両サイドの空気が暖められやすいといえるでしょう。

ゆえに、熱が逃げにくい構造になっています。

冬場でも冷気が逃げにくいのですが、換気がおろそかになりがちです。

角住戸は風通しがいいため換気しやすく、結露が発生しにくいこともメリットであるといえます。

開放的である

3つめのメリットとして挙げられるのは、開放的であることです。

角住戸には複数方向に窓があるため、中住戸よりもたくさんの方向から景色を見ることができます。

特に、マンションやアパートの高層階へ行けば行くほど展望がよくなり、開放感のある景色を楽しむことが可能です。

また、壁で囲まれているより窓が多くついている方が、視覚的にも窮屈ではなく奥行きと広さを感じることができます。

そのため、開放感のある部屋を好む人におすすめです。

アウトドアが楽しめる

4つめのメリットとして挙げられるのは、アウトドアが楽しめることです。

角住戸は中住戸よりも、バルコニーの面積を広く取ることができます。

そのため、バルコニーを広々と利用して、アウトドアを楽しむこともできるのです。

中住戸であれば、バルコニーに物干し竿を置くだけでスペースを使い切ってしまうことも多いのではないでしょうか。角住戸ならそのような心配がありません。

季候がいいときに外でゆったり過ごすのもいいでしょう。

プライバシーを守れる

5つめのメリットとして挙げられるのは、プライバシーを守れることです。

角住戸はフロアの1番手前、もしくは奥に位置しているので、部屋野前の廊下を他の住人が行き来することがほとんどありません。

ゆえに、プライバシーが守りやすいのです。

また、隣接している部屋の数が少ないことも角住戸の特徴として挙げられます。

そのため、角住戸は中住戸よりも生活音を気にせず快適に暮らせるといえるでしょう。

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角住戸のデメリット

複数方向に窓がある角住戸

角住戸には素敵なメリットがたくさんありますが、もちろんデメリットも存在します。

角住戸は人気だからといって、メリットだけを考えて購入すると後悔するかもしれません。

そこで、角住戸のデメリットについても知っておきましょう。

角住戸のデメリットには主に、以下の4つが挙げられます。

  • 価格が高い
  • 家具の配置が難しい
  • 外気の影響を受ける
  • 視線が気になる

デメリットもしっかり理解したうえで角住戸を購入するかどうか、検討してください。

価格が高い

1つめのデメリットとして挙げられるのは、価格が高いことです。

角住戸は人気が高く希少価値が高いことから、中住戸より価格が高く設定されています。

中古マンションの中住戸との価格差は、約10〜20%です。中住戸が5,000万円とすると、角住戸は5,500〜6,000万円となります。

そのため、価格だけで考えると中住戸の方がお得に感じるかもしれません。

しかし、先ほども紹介したように角住戸と中住戸では住み心地が違います。どちらの方が価格に見合った暮らしをできるのか、ライフスタイルに合わせて選びましょう。

家具の配置が難しい

2つめのデメリットとして挙げられるのは、家具の配置が難しいことです。

角住戸は窓が多いため、壁の面積が少なくなります。壁の面積が少ないと、家具の配置も難しくなるのです。

たとえば、背の高い本棚を設置したいとき、あえて窓の前に置かず壁に沿って配置することが多いのではないでしょうか。

他に大型家電やテレビ、ソファなども、窓が多い角住戸では壁際にレイアウトすることが難しいです。

そのため、壁に沿って配置したいけれどできない、という問題が発生するかもしれません。

外気の影響を受ける

3つめのデメリットとして挙げられるのは、外気の影響を受けることです。

角住戸は、壁を隔てすぐ隣が部屋ではなく、外に繋がっている面積が広くなっています。そのため、外気の影響を受けやすいのです。

窓が多いことから夏は直射日光が差し込み、室温が上がりやすいといえます。

また、冬は風通しがいいために、室内の暖かい空気が逃げやすいといえるでしょう。

このことから、年間を通してエアコン代も高くなりがちです。

視線が気になる

4つめのデメリットとして挙げられるのは、視線が気になることです。

部屋を外から眺めた場合、窓の多い角住戸はどうしても目につきやすいといえます。

特に、低層階に住んでいて道路や歩道が近い場合、外を歩いている人からの視線が気になることも考えられるのです。

対策として、内見のときに外からどのように見えるのかチェックしておくとよいでしょう。

時間帯によっても変わるため、朝・昼・夜と確認しておくことがおすすめです。

角住戸で素敵な暮らしを

角住戸には中住戸にはない魅力やメリットがたくさんあります。

とくに角住戸は窓が多いことから、開放感があり広々とした部屋で暮らしたい人にはおすすめです。

生活音が気になる人にとっても、角住戸を選ぶことで素敵な暮らしができるといえるでしょう。

しかしその一方で、角住戸にはデメリットも存在します。

角住戸の購入を迷っているのであれば、メリットとデメリットの両方をしっかり把握したうえで購入を検討しましょう。

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