蚊はマンションの何階以上なら飛んでこられない?虫が入りにくい部屋を選ぼう

2022.09.06

蚊はマンションの何階以上なら飛んでこられない?虫が入りにくい部屋を選ぼう蚊はマンションの何階以上なら飛んでこられない?虫が入りにくい部屋を選ぼう

夏になるとあらわれる蚊ですが、マンションの上層階まで飛ぶことができないと聞いたことはありませんか?

できることなら、蚊とは無縁の暮らしをしたいですよね。

そこで今回は、マンションの何階なら蚊が飛んでこられないか解説します。

蚊にさされて嫌な思いをしたくない人は必見です。

蚊はマンションの何階以上なら飛んでこられない?

蚊に刺された女の子

蚊の種類によっても異なりますが、日本に生息している蚊であればマンションの3階くらいの高さが限界であるといわれています。

そのため、マンションの4階以上の部屋に住んでいる場合は蚊に遭遇する機会は少ないといえるでしょう。

ちなみに、日本の蚊は高いところが苦手ですが、海外では上空1,000mのところにも蚊の大群がいたという記録もあります。

海外に住む場合は、4階以上に住んでいるからといって蚊が飛んでこないわけではないので、注意しましょう。

また日本でも、人と一緒にエレベーターで蚊が上層階へ侵入したり、荷物にくっついて部屋に入ったりすることもあります。

蚊は排水管から侵入する?

排水管には排水トラップがあるため、排水管から蚊が侵入することはありません

排水トラップとは、下水道の悪臭が部屋に漏れないよう設置されている装置のことです。水道管の途中に水をためておくことで、排水管からの経路をふさいでいます。

そのため、空き部屋などで排水トラップに貯まった水が蒸発してしまうと、そこから蚊が侵入してくる可能性は考えられるでしょう。

マンションの浄化槽などでは蚊が発生することもありますが、実際に人が住んでいる部屋であれば排水管から蚊が侵入する心配はありません。

海外の蚊が飛んでくることはない?

エレベーターに蚊が乗ってくることがありますが、実は海外の蚊が飛行機に乗って日本にやってくることもあります。

日本に存在しないはずのネッタイシマカという蚊が、実際に国際空港の検疫所で行われた調査で発見されているのです。

ネッタイシマカはデング熱やジカ熱という病気を媒介する蚊です。

ネッタイシマカが確認されたら駆除しているので、日常生活において海外の蚊がマンションの高層階まで飛んでくることはないでしょう。

蚊以外の虫も上層階なら侵入しない!?

部屋に駆除剤をまく男性

虫が嫌いな人にとっては、蚊以外にも部屋に入ってきて欲しくない虫はたくさんいるはずです。

では、蚊と同じように飛行するハエや地面を歩き回るクモやムカデなどはマンションの何階以上なら遭遇しないのでしょうか。

実は蚊と同じようにハエも、マンションの3階くらいの高さである10mくらいまでしか生きられないといわれています。

また、クモやムカデも地面を歩き飛べないため、高層階であればあるほど侵入しにくいといえるでしょう。

中には、11階以上の部屋であれば蚊やハエなどの虫をほとんど見ないという体験談もあります。

ゴキブリは何階なら飛んでこられない?

ゴキブリなどの害虫はマンションの何階以上に住めば遭遇しないのでしょうか。

ゴキブリなどもマンションの4階以上であれば侵入しにくいといわれています。

蚊やハエ、クモなどと同様に、高層階へ行けば行くほどゴキブリに会う確率も低くなるといえるでしょう。

とはいえ絶対に遭遇しないとはいえないため、そもそも虫が出にくいマンションを選んだり、虫が好まない部屋にしておく必要があります。

マンションへの虫の侵入経路は?

マンションへの虫の侵入経路は、主に5つあります。

・玄関

1つめの侵入経路は玄関です。

虫は人が玄関を出入りするタイミングで一緒に入ってくることがあります。

蚊は人が息を吐いたときに出る二酸化炭素に引き寄せられるため、くっついて侵入することも考えられるでしょう。

・窓やベランダ、網戸

2つめの侵入経路は、窓やベランダ、網戸です。

上層階に住んでいる場合は、窓やベランダ、網戸から入ってくることは少ないといえます。

・排水溝

3つめの侵入経路は排水溝です。

排水トラップがあるものの、特にゴキブリは湿度の高いところが好きなので、水が流れていないときに侵入することもあります。

・換気扇や通気口、エアコン

4つめの侵入経路は、換気扇や通気口、エアコンです。

虫はわずかなすきまからも家の中に入るため、エアコンの配管などから侵入する可能性もあります。

・観葉植物やダンボール

5つめの侵入経路は、観葉植物やダンボールです。

観葉植物にくっついて侵入したり隠れ家になったりすることがあります。

ダンボールには虫だけでなく、卵がついていることもあるので注意が必要です。

虫を侵入させない部屋へ

虫が侵入しない部屋にするためには、虫が住みにくいと感じる部屋にする必要があります。

具体的には、綺麗に掃除をしたり、侵入経路を徹底的に塞いだりすることが大切です。

虫はゴミを食料にするものも多いため、隅々まで掃除をしましょう。

またわずかな隙間からも侵入してくるため、隙間があればテープなどで塞ぐといいですね。

網戸が破れていたり、隙間が開いていたりしないかも確認しましょう。

虫が来ないための対策として、あらかじめ駆除剤を撒いておいたり、置き型の殺虫剤を設置したりするのも効果的です。

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虫がこないマンション選び

虫除けスプレーを振る人

マンションのつくりや立地によっては、虫が部屋に侵入しやすいところもあるのです。

そこで、虫が来やすいマンションを以下の3つ紹介します。

  • 木造のマンションは注意
  • 公園の近くは避ける
  • 1階が飲食店の場合

これらのマンションを避けることで、少しでも部屋に虫が侵入しにくいといえるでしょう。

ではなぜこれらのマンションは虫が部屋に侵入しやすいのか、その理由とともに1つずつ詳しく紹介します。

マンション選びの際は参考にしましょう。

木造のマンションは注意

木造のマンションは虫が部屋に侵入しやすいといえます。

なぜなら、木造のマンションであれば穴を開けて、虫が住みやすいからです。穴を通って虫が行き来することもあります。

また、木造のマンションは雨の日の湿気が壁の中などにたまりやすいです。

虫は湿度の高い場所を好むものが多いため、住み心地がよく虫に遭遇しやすいといえます。

そのため、部屋に虫ができるだけ侵入してほしくないのであれば、マンションを選ぶ時には木造ではなく鉄筋コンクリートなどのつくりを選びましょう。

公園の近くは避ける

公園などの自然豊かな場所の近くに建っているマンションも、虫が発生しやすいため要注意です。

自然豊かな場所とは、以下のようなところが挙げられます。

  • 公園
  • 緑地
  • 河川

これらの近くに立地しているマンションは、周辺に虫が多く存在しているので部屋に虫が侵入しやすいです。

また、マンション内に家庭菜園などの緑が取り入れられているかどうか内覧時にチェックしておきましょう。

なぜなら、家庭菜園などが取り入れられているマンションでも虫が発生しやすいといえるからです。

1階が飲食店のマンションを避ける

マンションの1階が飲食店である場合、ゴキブリなどが集まりやすいため気をつけましょう。

コンビニなどでもゴミに虫が集まる可能性があります。

マンションの1階にコンビニがあると便利ですが、虫が発生するかもしれないということを念頭に入れておきましょう。

反対に、1階が美容院などの場合は比較的虫が発生しにくいです。

また、ゴミ置き場は1階にあることが多いですが、きちんと清掃されているかどうか確認しておく必要があります。

管理が行き届いておらず掃除されていないのであれば、そこから虫が部屋に侵入してくることも十分に考えられるのです。

マンションの高層階に住んで蚊がこない暮らしを

マンションの高層階であれば、比較的蚊などの虫が侵入しにくいといえます。

そのため、低層階よりも高層階に住む方が蚊に会わず快適に生活ができるといえるでしょう。

しかし、いくら高層階に住んでいるからといって、掃除をせず汚い部屋であったり、侵入経路を塞いでいなかったりすると虫が発生することもあります。

また、マンションを選ぶときにも蚊などが発生しにくい場所を選ぶ必要があるのです。

高層階だからと油断せずにしっかり対策をして、虫がこない暮らしをしましょう。

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