アイランドキッチンのメリットとデメリットは?使いやすくする方法もご紹介!

2022.08.31

アイランドキッチンのメリットとデメリットは?使いやすくする方法もご紹介!アイランドキッチンのメリットとデメリットは?使いやすくする方法もご紹介!

アイランドキッチンはおしゃれで開放的なほか、リビングにいる家族に目を届かせることも可能なため、人気を集めています。しかし、油はね対策や目隠しの必要性など、心配な点もあるのではないでしょうか。そこで本記事では、アイランドキッチンのメリットやデメリット、使いやすくする方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

アイランドキッチンとは

アイランドキッチンの画像

アイランドキッチンとは、島(アイランド)という言葉が示すとおり、シンクや調理スペースが壁に接しておらず、独立した状態になっているキッチンのことをいいます。対面式キッチンのひとつで、ダイニングやリビングにいる人とコミュニケーションを取ることが容易です。また、キッチンの両サイドから出入りできる点も特徴のひとつになります。

アイランドキッチンのメリット

メリットを考える画像

アイランドキッチンにすることで得られるメリットをご紹介します。魅力的な点が多くあるため、参考にしてください。

開放感がある

アイランドキッチンのメリットのひとつは、開放感があることです。壁も仕切りもないため、閉塞感なく作業できます。また、遮るものがないので視界も良好で、周りを見渡すことが可能です。目を離せない家族がいる場合でも安心して調理できるのが魅力です。

おしゃれな空間になる

アイランドキッチンは、メーカーがデザインに力を入れており、おしゃれな空間にしやすいです。壁に囲まれないため、見せるキッチンとしてレイアウトでき、おしゃれなキッチンに憧れている方に最適でしょう。

数人で料理しやすい

アイランドキッチンは四方にスペースがあるため、複数人で料理しやすいのも利点です。作業導線や作業場所を確保しやすく、配膳や調理の手伝いがはかどります。家族で料理をしたい方やホームパーティーを行いたい方にぴったりな形式が、アイランドキッチンです。

コミュニケーションがとりやすい

アイランドキッチンは遮るものがないため、ダイニングやリビングにいる家族とのコミュニケーションがスムーズです。また、小さな子どもなど目を離せない家族がいる場合も、様子を確認しながら調理ができるため助かります。食器を洗いながらテレビを見ることもでき、気分転換ができるようになることも利点でしょう。キッチンをリビングに限りなく近く設計すれば、お客様へのおもてなしもしやすくなります。

空間設計の自由がきく

アイランドキッチンは、収納や飾り棚をキッチンに取り付けることができるなど、空間設定の自由をきかせやすいです。そのため、自分の好みや作業導線に合わせたレイアウトにすることができます。アイランドキッチンを導入する場合は、ぜひ自分のキッチンへの希望を洗いだしてみましょう。

アイランドキッチンのデメリット

デメリットを考える画像

アイランドキッチンにおけるデメリットをご紹介します。デメリットもしっかりと把握して、アイランドキッチンを本当に導入するかどうか検討しましょう。

間取りに制限が出てくる

アイランドキッチンは両サイドに通路が必要なため、広いスペースが必要になります。およそ6畳以上のスペースがあることが理想で、それ以下になってしまうと、窮屈になってしまうこともあるので注意が必要です。

また、冷蔵庫の買い替えの際に、冷蔵庫を運ぶための通路を確保しておく必要もあります。あまり広くないキッチンだと、間取りに制限がでてくることがあるでしょう。

キッチンが丸見えになってしまう

アイランドキッチンは開放感がありますが、リビングからキッチンが丸見えになってしまうというデメリットがあります。リビングにお客様を招いた場合、そこからキッチンが見えてしまうため、常に掃除や整理整頓をしておかないといけなくなるでしょう。

またキッチンは何かとものが多くなりがちなので、リビングから見るとどうしても乱雑な印象になってしまいます。そういった面でも、やはりこまめな整理整頓が必要となってくるでしょう。

収納スペースが少ない

アイランドキッチンは壁面から離れているため、収納スペースが少なくなってしまいます。シンク下や背面といった場所に収納スペースを設けることがキッチンを使いやすくするカギになります。また、吊戸棚やカップボードの導入なども検討してみましょう。

匂いが広がりやすい

アイランドキッチンは壁に面していないため、料理の際に発生した匂いや湯気が、部屋に充満しやすいです。特にリビングと一体化している場合は、リビングにまで匂いが広がってしまうため、注意が必要です。

また、IHクッキングヒーターを使用している場合は、ガスに比べて上昇気流が弱いので、換気扇を回しても、匂いや湯気を吸い取り切れず、部屋に広がってしまいがちになります。アイランドキッチンではIHクッキングヒーターを設置することが多いため、匂いのことは頭に入れておきましょう。

費用が多くかかる

アイランドキッチンは通常のキッチンより1.5~2倍ほど費用がかかると思っておいたほうがよいでしょう。キッチンを壁に面させない分、キッチンの4面すべてに化粧パネルが必要となることや収納の取り付け、換気性の向上などのために費用が高くなる傾向にあります。

アイランドキッチンを導入するときのコツ

アイランドキッチンで調理している画像

アイランドキッチンを導入する際にはいくつかコツがあります。参考にして、少しでも良い導入ができるようにしてみましょう。

コツ1:収納スペースを確保する

アイランドキッチンを導入する場合は、設計の際に収納スペースの確保を忘れないようにしましょう。通常のキッチンに比べ、収納が少なくなりがちなため、気を付けて確保しないと、完成してから、収納スペースが足りなかったという事態に陥ってしまうことがあります。シンク下や背面など、収納できる場所をチェックしましょう。

コツ2:コンセントの場所を確認しておく

アイランドキッチンは壁に面しておらず壁から距離があるため、コンセントの配置は設計の段階で確認するようにしましょう。キッチンには冷蔵庫や電子レンジといった家電を置くことが多いので、コンセントのチェックは重要です。場所や数など確認して、家電を置く際に困ることのないようにしておきましょう。

コツ3:通路の幅に注意する

通路の幅は広すぎても狭すぎても作業効率が悪くなってしまいます。スペースに合わせたちょうどよい通路幅をとりましょう。普段の作業導線を考慮するのはもちろんのこと、冷蔵庫の買い替えの際に、冷蔵庫を出し入れすることが可能な幅かといったことにも注意してください。

コツ4:油はねに注意する

アイランドキッチンは壁に面していないため、床や家電、家具などに油がはねてしまう可能性があります。そこで、透明な油はねガードを設置して、油はねを防ぎましょう。床に油が落ちてしまうと、汚れのもとになるほか、滑る可能性もあるため注意が必要です。

コツ5:目隠しの対策をする

リビングやダイニングからキッチンが丸見えになるのは困るという場合は、格子や間仕切りドアといった目隠しを設置するとよいでしょう。お客様が来るときだけ設置するなど、タイミングを見計らって設置するのもおすすめです。

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カウンターを設置してカウンターキッチンとして利用する

カウンターの画像

アイランドキッチンにカウンターを設置すると、ますます使い勝手がよくなります。便利な使用方法をご紹介します。

ダイニングテーブルにする

カウンターにイスを設置するとダイニングテーブルとして使用できるようになります。配膳や片付けを時短できるほか、イスに座っている家族と会話しながら調理や食器洗いができるようになり、団らんも増やせるでしょう。また、子どもの宿題を見ながら料理することも可能になります。

収納スペースとして使う

カウンターの下を収納スペースとして使うと収納を大幅に増やせます。スリムラックや小さめの収納ケースなどをカウンター下に置くほか、かき氷器やたこ焼き器などキッチンで使うけれど使用頻度が多くないものをしまっておくのもおすすめです。

アイランドキッチンへのリフォーム方法

リフォーム方法を考える画像

アイランドキッチンへリフォームする方法をご説明します。リフォームを検討している方はご参考ください。

リフォームにかかる日数

一般的には、キッチンの取り換えは2~3日、キッチンのレイアウトを変更するリフォームでは2~3週間ほどかかります。リフォーム内容によっては、もっと短く済んだり、さらに時間がかかったりするため注意が必要です。

リフォームにかかる費用

リフォームにかかってくる費用の相場は150万円~200万円程度になります。こちらもリフォーム内容によって大きく変動してくるので、よく確認してください。リフォーム費用を少しでも安くしたい場合は、業者の方にしっかりと相談をしましょう。

アイランドキッチンに似たレイアウト

アイランドキッチンに似たキッチンの画像

アイランドキッチンに似たレイアウトをご紹介します。アイランドキッチンのデメリットを補いつつ、雰囲気を楽しめますので、参考にしてください。

I型を中央に置く

I型キッチンとは、アイランドキッチンと同じ対面式で、シンクとコンロが一直線になっています。低めの腰壁がキッチン前に設置されており、これによって、アイランドキッチンでは起こってしまう匂いや湯気の拡散を防ぐことができます。このI型キッチンを部屋の中央に配置すれば、匂いなどが充満するのを防ぎつつ、アイランドキッチンの雰囲気を楽しめます。

ペニンシュラ型を設置する

ペニンシュラ型とは、4面のどれかが壁に面しているキッチンをいいます。ひとつの面が壁に接していることで、匂いや煙を防ぐことができるほか、アイランドキッチンのような広いスペースも確保できるというメリットがあります。匂いの拡散が気になる方はこちらを検討してみるのもよいでしょう。

独立した作業台を置く

壁とくっついているキッチンの場合も、部屋の中央に作業台を置けば、アイランドキッチンの雰囲気を楽しめます。キッチン自体は壁と面しているため、油はねや匂いの拡散もなく、リフォーム費用も必要ないため、アイランドキッチンにリフォームする前に雰囲気を確かめたい方や、費用を抑えてアイランドキッチン風にしたい方におすすめです。

まとめ

アイランドキッチンはおしゃれで開放的であるなどのメリットがありますが、間取りが制限されるといったデメリットもあります。両方をしっかりと把握してリフォームを検討するようにしましょう。デメリットが気になるけれど、アイランドキッチンのようにしたいという場合は、似たようなレイアウトでリフォームすることも可能です。本記事を参考にして、頭に思い描くキッチンを作ってみてください。

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