使いやすいウォークインクローゼット(WIC)の間取りとは?メリット・デメリットや快適な設置場所もご紹介

2022.08.22

使いやすいウォークインクローゼット(WIC)の間取りとは?メリット・デメリットや快適な設置場所もご紹介使いやすいウォークインクローゼット(WIC)の間取りとは?メリット・デメリットや快適な設置場所もご紹介

抜群の収納力で人気のウォークインクローゼット。住まいの収納を考えるとき、取り入れたい設備として検討している人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ウォークインクローゼットのメリット・デメリット、間取りや設置場所についてお伝えします。ウォークインクローゼットの設置を検討している人は参考にしてみてください。

ウォークインクローゼット(WIC)とは?

ウォークインクローゼットの中で洋服を選ぶ女性の画像

ウォークインクローゼットとは、中に人が入って歩き回れるサイズの大容量のクローゼットのことをいいます。

衣類をまとめて収納できることが最大の魅力で、間取り図では「WIC」と表記されます。ウォークインクローゼットは、近年では新築住宅の標準装備と言えるほど、人気の高い収納設備となっています。

クローゼットやウォークスルークローゼットとの違いは?

クローゼットとは、洋服を収納するスペースのことです。人が入ったり歩いたりするスペースがない点が、ウォークインクローゼットの違いです。

ウォークスルークローゼットは、ウォークインクローゼットの一種で、出入り口が2カ所あり、通り抜けできるタイプのことをいいます。部屋と部屋の間にあることが多く、どちらの部屋からも出入りできることがメリットです。

ウォークインクローゼットのタイプとは?

ハンガータイプのウォークインクローゼットの画像

ウォークインクローゼットと一言でいっても収納の方法はさまざまです。こちらでは、代表的なウォークインクローゼットの収納タイプを3つご紹介していきます。

ハンガーメインタイプ

ハンガーメインタイプとは、その名の通りハンガーパイプを壁に取り付けることにより、洋服をかけて収納するタイプのウォークインクローゼットのことです。

多くの衣類を収納することができ、洋服が一目で分かるので収納しやすいということがメリットです。また、比較的狭いスペースでも使えることも魅力の1つです。

収納棚タイプ

内部に収納棚を取りつけたタイプのウォークインクローゼットを収納棚タイプといいます洋服だけではなく、小物類も収納しやすいことが最大のメリットです。

しかし、ハンガータイプに比べると収納力が落ちるので、広いウォークインクローゼット向けの収納のタイプといえます。

ユニット棚タイプ

ユニット棚タイプとは、ウォークインクローゼット内部にユニット棚を取り付けたタイプのものです自分でスペースに合わせたユニット棚を購入して取り付けることも可能なので、使いやすいようにアレンジすることができます。

ユニット棚は種類も豊富なので、ウォークインクローゼットに合わせてサイズや種類を選べることがメリットです。

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ウォークインクローゼットのメリット

メリットに傾く天秤の画像

ウォークインクローゼットの主なメリットは以下の3点です。

  • 衣類をまとめて収納できる
  • 着替えのスペースとして活用できる
  • スーツケースなど大きいものを収納できる

それぞれ詳しくみていきましょう。

①衣類をまとめて収納できる

スペースが広いウォークインクローゼットは、衣類をまとめて収納することが可能です。

使う季節ごとに収納しておくことができるので、衣替えの手間もかかりません。

また、洋服だけではなく帽子やバッグも収納できるので日々の出かける準備も楽になります。家にある衣類すべてと、小物類をまとめて一カ所に収納できることは、ウォークインクローゼットの大きなメリットです。

②着替えのスペースとして活用できる

人が入れるウォークインクローゼットは、中に姿見を設置し、着替えスペースとして使うことも可能です。

クローゼット内で着替えができるので、服を選んだり取り替えたりといったこともスムーズにできます。クローゼットの外に服や小物を出す必要がないので、部屋が散らからないこともメリットの1つです。

③スーツケースなど大きいものを収納できる

ウォークインクローゼットは、衣類以外にもスーツケースなどの大きな荷物を収納することもできます。十分な広さがあるので、洋服だけではなく、夏だけしか使わない扇風機や、冬の間のみ使うヒーターなどの季節ものもしまっておくことが可能です。

普段使わないものの置き場としても活用出来ることも、ウォークインクローゼットのメリットです。

ウォークインクローゼットのデメリット

デメリットに傾く天秤の画像

ウォークインクローゼットの主なデメリットは以下の2つです。

  • 収納が乱雑になる恐れがある
  • 広いスペースが必要

それぞれ詳しくみていきましょう。

①収納が乱雑になる恐れがある

人目に付きにくい収納場所であるウォークインクローゼットは、整理整頓を怠るとあっという間に物置状態になってしまいます収納スペースが広いため物を詰め込んでしまいがちですが、物が増えると何がどこにあるか分からなくなり使いづらくなってしまいます。

収納が乱雑になりやすいウォークインクローゼットは、ものの定位置を決める、定期的に片付けるなどして、整理整頓を心がけましょう。

②広いスペースが必要

ウォークインクローゼットを作るには、人が歩き回れるくらい広いスペースが必要です。そのため、ある程度広い家でなければ、住居スペースを圧迫してしまうことになります。

そこまで衣類が多くない人にとってはデッドスペースにもなり得るので、部屋の広さを犠牲にしてまで必要ではないと感じる人もいるでしょう。

ウォークインクローゼットを希望している場合は、部屋の広さや、収納するものの量をじっくりと考えたうえで検討するとよいでしょう。

ウォークインクローゼットの間取りの目安は?

洋服を選ぶ女性の画像

ウォークインクローゼットには、何畳ほどのスペースが必要なのでしょうか。こちらでは、家族の人数別に最適なウォークインクローゼットの間取りをお伝えしていきます。

夫婦2人なら2畳

夫婦2人分の衣類なら、2畳ほどのスペースがあれば十分に収納することができます

クローゼットの右と左にそれぞれの衣類を分けて収納できるので管理もしやすく、2畳ほどのスペースならば共有のものも一目で分かります。

もし、衣類以外の大きなものを多く置きたい場合や、着替えなどのスペースが欲しいという場合は、3畳ほどあった方が余裕のある空間になります。ウォークインクローゼットの大きさを決めるときは、あらかじめ用途を考えておくとよいでしょう。

4人家族なら3畳から4畳

夫婦2人に子ども2人の4人家族ならば、子どもが小さいうちは3畳ほどで十分ですが、大きくなると4畳ほどのスペースが必要になります。しかし、4畳のウォークインクローゼットとなると、かなりの大きさになり、管理も大変になります。

また、子どもが大きくなってからは、服の量も増えるうえに共有のクローゼットを嫌がる可能性も出てきます。

子どもがいる場合は、将来的に子ども部屋にクローゼットを付けることになる可能性を考慮したうえでウォークインクローゼットの大きさを決めるとよいでしょう。

ウォークインクローゼットはどこに設置する?

ウォークインクローゼットの画像

ウォークインクローゼットは、起きてすぐ朝の着替えが出来るという理由から、寝室に続くスペースに設置されていることが多くなっています

また、近年では洗面所に続く場所に設置することも増えていますこちらは、洗濯をした後の収納の効率を考えて設置されたもので、乾燥機や浴室乾燥機能を使って洗濯物を乾かしている家庭に人気の間取りです。

その他にも、廊下から出入り出来る間取りや、部屋と部屋の間のウォークスルークローゼットなど、ウォークインクローゼットの設置にはさまざまな場所が考えられます。

ウォークインクローゼットは家族の生活のスタイルを考えて設置場所を決めるとよいでしょう。

有効活用できるウォークインクローゼットを

衣類をまとめて収納できるウォークインクローゼットは、非常に便利な反面、しっかり管理しないと、収納が乱雑になり物置のようになってしまう可能性もあります。また、設置場所が生活スタイルに合わない場合、かえって使いづらくなることも考えられます。

ウォークインクローゼットの設置を検討している場合は、有効活用出来るよう整理整頓を心がけ、自分たちに合った大きさと場所をしっかりと考えましょう。

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