低層マンションのメリットは?デメリットと注意点も合わせて紹介

2022.01.12

低層マンションのメリットは?デメリットと注意点も合わせて紹介低層マンションのメリットは?デメリットと注意点も合わせて紹介

タワーマンションが増えている昨今、高層階に憧れる人は多いでしょう。しかし、低層のマンションもおすすめです。

<低層マンションの主なメリット>

  • 資産価値が安定しやすい
  • 階段移動が少ない
  • 地震で揺れにくい
  • 一戸建て間隔で暮らせる
  • 近所付き合いが密になりやすい
  • 閑静な住宅街に建つ物件が多い

<低層マンションの主なデメリット>

  • マンション特有の共有施設が少ない
  • 駅近物件が少ない
  • 眺望が楽しめない
  • 近所付き合いが密になりやすい
  • 家賃が高い物件が多い
  • リフォームに制約がある場合が多い

今回は、低層マンションのメリット・デメリットを中心にご紹介します。低層マンションを知らなかった人は必見です。マンションを選ぶときの選択肢の一つとして、低層マンションも視野に入れてみてくださいね。

低層マンションとは?

悩む人たちの画像

低層マンションはそれほど多く見られるわけではないので、どんな建物なのか知らないという人もいるでしょう。まずは、低層マンションとは何なのかを解説します。

定義は曖昧?

2〜3階建までの集合住宅のことを、低層マンションといいます。しかし、建築基準法などで定義されているわけではありません。不動産において呼ばれる、一般名称と考えておいてください。

マンションは、階数によって呼び方が変化するのが一般的です。5階までを中層マンション、6階建以上は高層マンション、20階建以上は超高層マンションと呼ばれます。

低層マンションのメリット

メリット・デメリットの比較画像

冒頭でも紹介したとおり、低層マンションには低層ならではのメリットがあります。6つのメリットをまとめたので、チェックしておきましょう。

①資産価値が安定しやすい

低層マンションは、数があまり多くないわりに一定数の人気があるという特徴があります。入居を希望する人が多いにもかかわらず、数が少ないために物件価値が下がりにくいのです。

資産のためにマンションの購入を考えている人にとって、物件の価値が安定しやすい低層マンションは最適といえるでしょう。また、住居として考えている人にとっても、売却時に価格が下がりにくいのは嬉しいですよね。

②階段での移動が楽

高層マンションの場合、エレベーターがないと高層階の部屋に上がるのは非常に大変でしょう。しかし、階数が2階や3階しかない低層マンションなら、階段でも部屋まで上がるのは簡単です。

通勤・通学時にエレベーターが混んでいて乗れないときや、災害でエレベーターが使えないときは低層マンションがとくにおすすめ。階段だけで部屋までの上がり下りが可能なので、有事の際も安心です。

③地震の揺れが少ない

地震があると、高層マンションの上階は大きく揺れることが知られています。震度4や5ともなると、船に乗っているような感覚になる長い揺れが続くという声も多くあります。

低層マンションなら、その心配は少ないでしょう。3階前後の高さしかないため、地震があっても建物が影響を受けにくいのが理由です。地震が苦手なら、低層マンションを選べば揺れに怯えずに暮らせますよ。

④一戸建て感覚の暮らしができる

一戸建ての暮らしに憧れているなら、低層マンションを選んでみてはいかがでしょうか?例えば、ごみ捨てや外出するとき、普通のマンションだと廊下を歩き、エレベーターに乗らなければ外へ出られませんよね。

それが、低層マンションなら比較的簡単に外へ出られます。大きな荷物を持って帰宅するときや、忘れ物を取りに戻らなければならないときには、低層マンションの良さを実感できること間違いなしです。

⑤密なご近所付き合いがある

20階建以上の超高層マンションともなると、入居する世帯は2,000を超えることも少なくありません。入居者が多いと、同じマンションに住んでいても顔や名前も知らない人がたくさんいますよね。

しかし、階数が少ない低層マンションの場合、入居者の人数が少ないのが特徴です。そのため、入居者同士が顔を合わせる頻度が増え、顔見知りになりやすくなります

近所付き合いが密になると、不審者がいたときに気付けるので、防犯の面でもメリット満載です。近所同士のコミュニケーションが減っているといわれる昨今、密な近所付き合いを求めるなら低層マンションを選んでみてはいかがでしょうか?

⑥閑静な住宅街にある物件が多い

低層マンションが建てられることが多いのは、国土交通省が定める「第一種低層住居専用地域・第二種低層住居専用地域」です。

<第一種低層住居専用地域・第二種低層住居専用地域で建設可能な建物>

第一種低層住居専用地域第二種低層住居専用地域
・低層住宅のための地域・小規模なお店・事務所兼住宅・小中学校・主に低層住宅のための地域・150㎡までの広さのお店・小中学校

第一種低層住居専用地域・第二種低層住居専用地域とは、どちらも主に低層の建物を建てることを想定されている地域です。逆にいえば、高層マンションは建てられない地域だということになります。

主に住宅や小規模店舗、小中学校が建てられる地域なので、閑静な住宅街になるでしょう。ごちゃごちゃした雰囲気が苦手なら、低層マンションを選ぶのがおすすめです。

参照:国土交通省 土地の使い方と建方のルールの話 

https://www.mlit.go.jp/crd/city/plan/03_mati/04/index.htm

低層マンションのデメリット

メリット・デメリットで悩む人形

メリットが多い低層マンションですが、デメリットとなるポイントもあります。面積の少ない低層マンションだからこそ不便となってしまうデメリットがあるので、チェックしておきましょう。

①マンション内にある共有施設が少ない

近年建てられる高層マンションの多くは、共有施設が充実しています。ジム・ラウンジ・パーティールームなど、入居者が自由に使える施設がある場合も。

これらの施設は、マンションの面積が広いためにつくれるのです。そのため、面積が小さい低層マンションでは難しいでしょう。入居者専用施設を利用したいなら、低層マンションはおすすめできません。

②駅近の物件が少ない

メリットでもご紹介した通り、低層マンションが主に建てられるのは第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域です。第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域は、建物の制限が厳しいことから、駅がつくられることが少ないという特徴があります。

そのため、低層マンションは駅近物件が非常に少ないのです。駅から少し離れた閑静な住宅街が、低層マンションが建てられやすい地域なので、覚えておきましょう。

③夜景などの眺望が楽しめない

高層マンションから見える夜景に憧れている人は多いですよね。残念ながら、低層マンションでは眺望を楽しむことは難しいでしょう。低層マンションの階数は、一般的に3階程度しかありません。3階の高さは、9〜10m。

街で見かける電柱の高さくらいだとイメージすると、わかりやすいでしょう。この程度の高さでは、周辺の建物に邪魔されて夜景や眺望を楽しむことは無理だといえます。

④密なご近所付き合いがある

メリットでもご紹介した近所付き合いですが、なかにはほかの入居者とコミュニケーションを取る必要はないと考えている人もいますよね。そんな人にとっては、近所との距離が近い低層マンションは住みやすいとはいえないでしょう。

⑤家賃が高い物件が多い

低層マンションが建つ第一種低層住居専用地域・第二種低層住居専用地域は、静かで暮らしやすい雰囲気から、高級住宅地になっている場合も少なくありません、

高級住宅街となると、家賃は一般的な物件よりも高くなってしまうでしょう。住居費をおさえたいなら、低層マンションや超高層マンションではなく、一般的な高層マンションを選ぶのがおすすめです。

⑥リフォームに制約がある場合が多い

低層マンションのなかには、室内に開放感を出し広く見えるようにするため、「壁内蔵梁工法」という建築方法を取り入れている物件があります。壁内蔵梁工法とは、室内でよく見られる、梁による出っ張りを壁の内部にいれて目立たなくする方法です。

この工法で建てると、室内がすっきりと見えるのですが、リフォーム時にいじりにくくなるという欠点があります。物件のリノベーションやリフォームを予定しているなら、物件がどんな工法で建てられているのかをチェックしましょう。工法は、物件情報や重要事項説明書などで簡単にチェックできますよ。

低層マンションにおすすめなのはこんな人

鍵を持つ、引っ越し中の男女

<低層マンションがおすすめの人>

  • 近所と積極的に関わって暮らしたい人
  • 静かな環境で生活したい人
  • 在宅ワークしている人
  • 老後生活を過ごす夫婦

低層マンションに住むのがおすすめの人は、上記のような人たちです。とくに、近年増えている在宅ワークの人は低層マンションを選ぶとよいでしょう。周辺には多少の店もあり、静かな環境でゆったりと仕事ができます。

また、階段の上り下りに辛さを感じ始めた老夫婦にもおすすめです。階数の少ない低層マンションなら、エレベーターに乗れないときや地震などの災害時にも、すぐに外へ出られますよ。

いろいろな物件を見れば理想の低層マンションに出会える!

一般的に3階ほどの高さしかない低層マンションは、普段の暮らしではもちろん、災害時にも便利です。エレベーターを待つことなく外に出られるため、階段の上り下りが辛い人も困ることは少ないでしょう。

リフォームがしにくい・駅近物件が少ないなどのデメリットはあるものの、全ての低層マンションにあてはまるわけではありません。住む人や物件によってはデメリットが気にならないことがあるので、さまざまな物件を見てみましょう。多数の物件を見ることで、理想の低層マンションに出会えること間違いなしです。

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