

50平米の物件と聞くと、どのくらいの広さをイメージしますか?一人暮らしや二人暮らしに適した広さなのでしょうか?
本記事では、50平米の広さや、間取りの具体例などについて紹介します。「気に入った物件が50平米だけど、快適に暮らしていけるか気になる…」そんな方はぜひ目を通してみてください。

目次
50平米ってどのくらい?

50平米とは、どのくらいの広さがあるのでしょうか。いまいちイメージできないという方は、ほかの単位に変換してみましょう。
50平米は約32畳
50平米を“畳”の単位で換算すると、約32畳の広さになります。ただし、これはもっともスタンダードな江戸間の場合。1畳の広さは地域や住宅のタイプによっても差があるため、下記の表を元にイメージするとよいでしょう。
畳の呼び名 | 使用されている地域 | 1畳の大きさ | 50平米あたりの畳数 |
江戸間 | 関東地区 | 176cm × 87.8cm(1.54平米) | 32.3畳 |
中京間 | 東海地区 | 182cm × 91cm(1.65平米) | 30.2畳 |
京間 | 西日本 | 191cm × 95.5cm(1.82平米) | 27.4畳 |
団地間 | 賃貸住宅や団地 | 170cm × 85cm (1.44平米) | 34.6畳 |
広さを表すために、“坪”という単位もよく使用されていますね。
1坪は一辺が約180cmの正方形の面積で、約3.3平米の広さ。50平米は約15.1坪になると計算できます。
何人で暮らすのに適した広さ?

50平米の広さは、何人で暮らすのに適しているのでしょうか。世帯人数ごとに、50平米の住居での暮らし方をイメージしてみてください。
一人暮らし:かなりゆとりがある
一人暮らし向けの物件としては、広さ25平米前後が一般的とされています。
50平米の物件は、平均の2倍近くの広さ。一人で暮らすには広すぎるとも考えられますが、「好きな家具を自由に置きたい」、「寝室とリビングを分けたい」など、ゆったりとした暮らしを送りたい方には好条件でしょう。
ただし、一人で暮らすには家賃や光熱費が高く、生活を圧迫してしまう可能性も否定できません。50平米の物件で経済的にもゆとりのある暮らしができるかどうかは、所得によるところが大きいといえます。
二人暮らし:狭さを感じることはない
新婚さんや同棲など、二人暮らしにおいても、50平米あればまだ広さに余裕があります。
50平米の物件はLDKもある程度広くとられており、二人で過ごしても狭さを感じることはありません。多少荷物が増えても問題なく持ち込めるため、しばらく住み続けることを想定する場合でも安心です。
また、50平米の物件には2LDKの間取りも多く、それぞれの個室を設けることもできます。同棲しても一人の時間がほしいカップルだけでなく、ルームシェアにも適しているでしょう。
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三人暮らし:ゆとりはないが、暮らしていける
国土交通省が発表した水準によると、三人家族が健康で文化的な生活を送るには、最低でも40平米の広さが必要であるとされています。50平米の物件では、ゆとりこそないものの充分暮らしていけるでしょう。
特に子どもが小さいうちは一緒に過ごす時間も長く、広さがなくても特別不便することはありません。目が届きやすいことを考えると、コンパクトな物件の方が適しているとも考えられます。
一時的に暮らすには大きな問題はありませんが、物件を購入してずっと住み続けるのであれば事情が変わってきます。
将来的に子ども部屋を確保できるよう、間取りとしては2LDKが望ましいところ。また、むやみにモノを増やさない、収納スペースを最大限活用する、といった心がけも必要になってきます。
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四人暮らし:少し狭い
四人で住むために最低限必要な居住面積の水準は、ちょうど50平米とされています。50平米の物件に家族四人で暮らしていけないこともありませんが、ゆとりを持って生活するにはやはり狭いと言わざるをえません。
一般的な、夫婦二人+子ども二人の家族で暮らすことを想定してみましょう。子どもが幼児期の頃までは狭いなりに生活することができても、子どもの成長に従い不便を感じるシーンも増えてきます。
部屋数を考えると子どもそれぞれに個室を用意することはむずかしく、LDKを広く取れないために生活動線が取りにくくなることも考えられるでしょう。
家族四人で50平米の物件に暮らすには、荷物の量は必要最低限にする、家具はできるだけコンパクトなものを置くなど、さまざまな制約があるものと心得ておいてください。
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50平米はこんな人におすすめ!

前項にて、世帯人数ごとに50平米の物件での暮らしをイメージしてみました。
総合すると、一般的に50平米の物件は二人暮らしを考えている人におすすめであるといえます。二人分の荷物を持ち込んでも充分な広さがあるため、同棲を始めるカップルや新婚夫婦の新たな住まいとして適しているでしょう。
また、一人暮らしを想定するのならば、広い部屋で贅沢に暮らしたい、生活スペースとは別に仕事部屋を設けたいという方にとって、50平米の広さは理想的といえます。
50平米の物件で家族三人以上で暮らすとなると、生活が窮屈になってしまう可能性も否定できません。しかし、子どもが小さいうちの一時的な住まいとして検討している方や、居住費をできるだけ安く抑えたい方には、選択肢となり得るでしょう。
50平米の家に多い間取り

50平米の物件で多く見られるのは、2LDKや1LDKといった間取りです。
50平米の広さがあれば、ほかに居室があってもそれなりの広さのLDKを確保できます。共有スペースをゆったりと使えるので、カップルや小さな子どものいる家族に適した間取りであるといえます。
続いて、2DKや3DKといった物件も見られます。ダイニングキッチンを中心とした間取りは1980年代に流行したスタイルで、こうした物件はそれなりに築年数が経過していることも特徴的です。
部屋数の多い間取りは、寝室や子ども部屋、書斎など、目的に応じて使い分けることができるというメリットがあります。2DKや3DKの間取りも選択肢に加えれば、50平米の物件をより探しやすくなるでしょう。
ワンルームや1Kの数はごくわずかです。間取りからみても、50平米で一人暮らし向けの物件は少ないことがうかがえます。
2LDKの間取り例
それでは、50平米の物件で特に2LDKの間取り例をご紹介します。実際に暮らすことをイメージしながら、見ていきましょう。
①ハーフリビング型の2LDK

こちらは、2LDKの中でもよく見られるハーフリビング型という間取りです。
リビングとひとつの部屋がバルコニーに面し、両方で風や日光を取り込むことができます。玄関側の居室は生活スペースから離れているため、プライバシーを確保できる空間として重宝するでしょう。
カップルや夫婦で暮らす場合、リビングに隣り合わせた居室を寝室とし、もう片方を収納や趣味に使うことができます。二人の生活スタイルが異なるのであれば、寝室を分けてもよいでしょう。
ファミリーで住む場合、リビングの隣を子ども部屋とすれば、目が届きやすく安心です。この間取りではリビングと居室の間が壁で完全に分けられていますが、仕切りが稼働できる襖などであれば、開放して広いリビングとして使用することもできます。
玄関側の居室は、家族の寝室や収納部屋に。子どもが成長し、プライバシーを気にするようであれば、ふたつの居室の使い方を逆にするなどして対応できます。
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②バルコニーに二つの居室が面している間取り

こちらは、メインとなるバルコニーにふたつの居室が面しているタイプの間取りで、寝室型とも呼ばれます。
50平米・2LDKの物件において、リビングの広さは10~15畳程度が一般的です。寝室型の場合、リビングで採光が取りづらいことから、実際より狭く感じることも考慮しなければなりません。採光量や風通しのよさを考えると、リビングの住環境よりも各居室の快適さを重視した間取りといえます。
共働きで家にいる時間が短い、ベッドルームでくつろぐことが多いなど、リビングの快適性にこだわらないのであれば、特に不便することなく生活できるでしょう。また、それぞれの個室の過ごしやすさを平等にしたいルームシェアにおいても適しています。
このような間取りでは、それぞれの居室に行くために必ずリビングを通る必要があります。
夫婦間、家族間で生活スタイルが異なっていても、自然とコミュニケーションをとる機会が増えると期待できるでしょう。
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まとめ
50平米の物件の広さがイメージしていただけたでしょうか。
50平米は、スタンダードな江戸間での畳にして約32畳、坪にして約15.1坪と換算できます。
2LDKや1LDKといったように、リビングと居室からなる間取りになることが多く、ゆったりとくつろぐリビングルームのほか、寝室や書斎、子ども部屋など用途に応じた部屋を設けることも可能です。新婚夫婦やカップル、小さな子どものいるファミリー向けの物件が多いといえるでしょう。
同じ50平米、2LDKでも、間取りのタイプはさまざまです。自身のライフスタイルや入居する人数、将来的な家族構成なども考慮しながら、理想的な物件を探してみてください。
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