

4人家族が住む部屋は、どれくらいの広さが必要なのでしょうか?家探しをしていると、「70平米」「60平米」などの記載がありますが、平米といわれても広さがピンとこない人も多いことでしょう。
そこで、今回は「4人家族が60平米の家に住めるのか?」というテーマでご紹介します。おすすめのレイアウトから注意点まで、4人家族が60平米に住むうえで気をつけたいコツをまとめたので、家づくりの参考にしてください。
目次
60平米はどのくらいの広さ?

そもそも、60平米とはどれくらいの広さになるのでしょうか?「平米」は聞き慣れない言葉なので、わかりやすくご紹介します。
60平米は約37畳の広さ
60平米は、坪数で言うと18.15坪に相当します。また、畳で表すと、約37畳。要は畳37枚分の広さということになりますね。「畳何枚分」という考えると、部屋の広さがイメージしやすいのではないでしょうか?
37畳と聞くと非常に広い部屋を想像しますが、この広さのなかに部屋の全てが入ることを忘れないようにしましょう。寝室からリビングダイニング、キッチンやバスルームなどが37畳のなかに全て入るので、何もない37畳の部屋とは少し違います。
間取りは2LDKや3LDKが多い
60平米の広さで多い間取りは、2LDKや3LDKになります。リビングダイニングキッチンにプラスして、独立した部屋が2つか3つあるという、マンションやアパートに多い間取りです。
家を選ぶときには、最低でも夫婦の寝室に子どもの数だけの部屋があった方がよいので、部屋が2つしかない2LDKは4人家族には不便に感じてしまう可能性が高いでしょう。3LDKあれば部屋の数は問題ありませんが、60平米の家に3LDKとなると一部屋の広さが非常に狭くなる恐れがあります。
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60平米に4人家族が住むことは可能?

60平米の広さがイメージできたら、続いては60平米の部屋に4人家族が住めるのか確認してみましょう。畳37枚分の広さは4人家族が住むのに合っているのでしょうか?
家族4人で60平米の家は少し狭い
家族4人が60平米の家に住むのは、少し狭いです。前述したように、60平米の家でも3LDKの部屋を選べば子どもに自分の部屋を用意することはできます。しかし、60平米という広さに3LDKが入ると、全体的に窮屈さを感じるでしょう。
一部屋一部屋の広さが狭くなるうえ、バスルームやトイレもコンパクトサイズになってしまいます。ゆったりと広い部屋で生活したいと考えているなら、4人家族で60平米の家を選ぶのはおすすめできません。
最低居住面積水準は50平米!ゆとりを持つなら95平米が理想
国土交通省が発表している「最低居住面積水準」をご存知でしょうか?「最低居住面積水準」とは、人が生活をおくるうえで最低限必要な広さを居住人数ごとに割り出したものです。
この「最低居住面積水準」によると、4人家族が暮らすのに最低限必要なのは50平米とされています。4人家族で60平米に住む場合、最低居住面積水準よりは広いものの、少し余裕がある程度の広さだということがわかりますね。
60平米は2〜3人暮らしの標準的な広さになります。最低居住面積水準が定める4人家族が余裕ある暮らしをするのに必要な広さは、95平米。95平米あれば、一部屋ごとの広さやリビングダイニングの広さも十分だといえるでしょう。4人家族で暮らす部屋を探すなら、可能な限り90平米以上の部屋を探すことをおすすめします。
60平米に住むのには工夫が必要
4人家族が60平米の家に住む場合窮屈さを感じてしまうため、暮らすうえで工夫が必要になります。部屋が狭いので家具の配置を工夫したり、収納方法を工夫して少しでも多くの荷物を入れられるようにしたりするなど、考えてみてください。
家族4人で60平米に住むときのレイアウト

続いては、60平米の部屋に4人で住む場合のおすすめのレイアウトをご紹介します。2LDKの場合と3LDKの場合でご紹介するので、レイアウトの参考にしてください。
2LDKのおすすめレイアウト
2LDKの家に4人家族が住む場合、子ども一人一人の部屋をつくるには部屋数が足りません。そのため、一部屋は夫婦の寝室、もう一部屋は子ども2人の部屋にするのがおすすめです。
子どもが小さいうちは寝室で4人揃って寝てもよいですが、子どもが大きくなったら子ども部屋には2段ベッドを設置するとよいでしょう。2人一緒なら子どもが早いうちから子ども部屋で寝てくれることが期待できるので、自立の一歩につながります。
3LDKのおすすめレイアウト
60平米で3LDKの部屋の場合、前述したように部屋が狭くなってしまいます。また、備え付けの収納も少ない場合が多く4人分の洋服などを収納しきれない可能性もあるでしょう。家が物であふれるのを防ぐためには、3LDKで暮らすときは収納できる家具をリビングに置くのがおすすめ。
背の高い棚や壁掛け収納などを工夫して収納力をアップしましょう。また、近年は「見せる収納」といって、普通なら隠して収納するものをインテリアのようにおしゃれに収納し、部屋を広く見せるテクニックもあります。
収納までもインテリアの一部にすることで狭さを感じずに暮らせること間違いなし。少しの工夫で、狭い部屋でも広く使うことができますよ。
4人家族で60平米の家に住むときに気になる・注意する点

60平米という広さは、4人家族が住むには少し窮屈に感じると冒頭でもご紹介しました。そのため、暮らすにあたって気になる点や注意する点があります。ここでは気になる・注意する点をまとめたので、暮らす前に確認しておきましょう。
①収納が少ない
60平米の家は2〜3人暮らしを想定してつくられた家なので、収納も3人分の荷物が入る大きさしかない可能性があります。荷物が少ない家庭ならそれほど問題ありませんが、趣味が多かったり洋服をたくさん持っていたりする場合は注意が必要です。
60平米の家に4人家族が暮らすなら、備え付けの収納は要チェック。どれくらいの荷物が入るのか、自分の家庭の荷物は入り切るのかを内見などでしっかり確認してから入居するようにしましょう。
②3LDKだと一部屋が狭い
2LDKなら部屋の狭さはそれほど気にならない場合もありますが、3LDKとなると60平米の部屋では一部屋がかなり狭くなってしまいます。普通、一部屋の広さは5畳〜8畳ほど。5畳あれば子ども部屋にするには十分な広さがあり、寝室にする場合でも8畳あれば広々使えるでしょう。
しかし、60平米の家に3LDKの間取りとなると狭い範囲にリビングダイニングと独立した3つの部屋を押し込むかたちになるため、一部屋の大きさは広くても5畳ほどになる可能性が高いです。一部屋が3畳や4畳になってしまうこともあるので、窮屈さを感じる場合もあります。
③子どもが成長したら引っ越しが必要になることも
60平米の家に4人家族が住むのは狭さを感じるものの、子どもが小さいうちはそれほど気にならないでしょう。注意が必要なのは、子どもが成長し小学校高学年になる頃です。小学校高学年は大きい子だと大人と変わらない身長になりますし、一人部屋を欲しがる子も出てくるでしょう。
部屋が狭い・数が足りないと感じたら、引っ越しをするのがおすすめ。子どもが小さいうちだけ60平米の家に住み、子どもが成長したら90平米以上の広い家に引っ越すことで家族の状況に合った暮らしができるようになります。
60平米に4人家族で住むならこんな工夫を!

60平米の家に4人で暮らすなら、暮らしを工夫することでより快適に生活できるようになります。狭い部屋でも、ここで紹介する方法を行うだけで暮らしやすくなること間違いなしです。
①レンタル倉庫を活用する
60平米の家に4人分の荷物を全て収納するのは難しい場合もあるので、どうしても収納が足りないと感じたらレンタル倉庫を活用するとよいでしょう。レンタル倉庫は1畳の広さからあり、広いと8畳ほどのスペースまであります。安いところなら毎月約1000円の価格で荷物を置いておくことができるのでおすすめです。
狭い家に無理に収納して窮屈な暮らしをするよりも、便利なサービスを活用して快適な暮らしを手に入れましょう。
②ベッドは置かず布団で寝る
部屋の数が足りない場合、一部屋にベッドを設置して寝室にするよりも、寝るときだけ布団を出して寝るという方法があります。ベッドを置いてしまうとその部屋は寝室にするしかないですが、寝るときだけ布団を出すことで昼間は寝室以外の使い方ができますよ。
昼間は子どもの遊び部屋として使い、夜は布団を敷いて寝室にすれば部屋を効率よく使えるでしょう。2LDKで部屋の数が足りないときは、試してみてください。
③リビングを広く使う
60平米の家は、リビングの使い方を工夫することで4人家族でも広く使うことができます。リビングを広く使いたいときに簡単なのが、リビングとダイニングを分けず、くつろぐスペースと食事スペースを一緒にするという方法です。
LDKにスペースをつくり余裕をもたせることで、家全体が広く感じられ4人家族でも60平米の家でゆったり暮らすことができますよ。
子どもの成長に合わせて住む場所を変えよう

60平米の家に4人家族が住むなら、子どもが大きくなったら引っ越しをすることを想定しておきましょう。前述したように、4人家族が60平米の広さに住むのは子どもが小学校高学年になる頃が限界です。
子どもが大人とあまり変わらない大きさになったら、4人家族でも余裕ある暮らしができる90平米以上の家に引っ越すことをおすすめします。
60平米に4人家族で住むことは可能
60平米の家に家族4人で暮らすのは若干狭さを感じるものの、子どもが小さいうちは問題ありません。2LDKの場合、寝室に全員一緒に寝ることでもう一部屋を子どもの遊び場にできるため窮屈に感じることも少ないでしょう。
子どもが成長し、大人と同じくらいの身長になったり一人部屋を欲しがったりする年齢になったら引っ越しを考えることをおすすめします。90平米以上の広さの部屋に引っ越せば、4人家族でも余裕のある暮らしができること間違いなしです。
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