マンションの契約更新の流れとは?退去する場合の手順も解説!

2022.08.03

マンションの契約更新の流れとは?退去する場合の手順も解説!マンションの契約更新の流れとは?退去する場合の手順も解説!

マンションやアパートなどの賃貸物件に住んでいると、契約更新が定期的に訪れます。

「契約更新ではどのような手続きを行い、お金はかかるの?」と疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。

本記事では以下の点について解説します。

  • 契約更新について
  • 更新時にかかる費用について
  • 契約更新の流れ
  • 更新せずに退去・更新前に退去する場合

これらをあらかじめ把握しておくことで、ご自身にとって都合の悪い契約更新にならずにすむでしょう。

マンションの契約更新とは?

「ファイルの整理をしている女性の画像」

家を借りる際には、貸主と借主の間で「賃貸借契約」が交わされます。

賃貸借契約には契約期間が設けられており、期間が満了した後も引き続き住み続ける場合は「契約更新」が必要。

物件にもよりますが、契約更新は2年に1度行われるのが一般的です。

このタイミングで「更新料」を徴収されたり、家賃の減額・増額など契約内容を見直されたりします。

更新料は都道府県によって異なる

「家とグラフの画像」

国土交通省が実施した「民間賃貸住宅に係る実態調査」をみると、更新料は都道府県によって異なるという結果が出ています。

北海道宮城東京神奈川埼玉京都大阪兵庫
割合(%)28.5%0.2%65.0%90.1%61.6%55.1%00
平均(月)0.1月0.5月1.0月0.8月0.5月1.4月00

この調査結果からわかるように、更新料は家賃の半月分から1.5ヶ月分までと、地域によってさまざま。

例えば、東京都や神奈川県では家賃約1ヶ月分。埼玉県と宮城県では、半月分といったケースが多いようです。

また、更新料を徴収する割合も地域によって異なり、東京都や神奈川県、埼玉県では半数以上の割合で徴収。大阪や兵庫では、そもそも更新料を徴収していないことがわかります。

更新料は地域によって異なるため、自分が住みたい地域の更新料がどれくらいなのか?「民間賃貸住宅に係る実態調査」を参考にしてみるのもよいかもしれません。

更新料以外にかかる費用とは?

「お金と家のおもちゃの画像」

マンションの契約更新時には、更新料以外にも「損害保険料」「更新保証料」がかかります。

それぞれの費用内容について、確認していきましょう。

損害保険料について

損害保険は、偶然のリスクによって生じた損害をカバーするための保険です。

損害保険にはいくつか種類がありますが、マンションなどの賃貸物件を借りる際には、「火災保険」に加入することがほとんど。

火災保険は、火事以外にも天災、水濡れ、盗難などにより建物や家財に生じた損害に備えるための保険。

保険料は、保証内容や建物の種類によって異なりますが、おおむね2年に1度、1~2万円が相場のようです。

更新保証料について

マンションを借りる際、保証会社を利用した場合「更新保証料」がかかります。

「保証会社」とは、借主の家賃を保証する会社のことです。借主が家賃を滞納したときに、保証会社は家賃を立て替え、不動産会社又は大家さんに支払います。

更新保証料の相場は1万円前後ですが、気をつけたいのが更新のタイミングです。マンションの契約更新が2年であっても、更新保証料は「毎年」支払うことが多い傾向にあります。

契約更新の流れ

「書類を開封している女性の手の画像」

ここでは、契約更新の流れについてご紹介します。

  • ①契約満了日の約2ヶ月前に「更新のお知らせ」が届く
  • ②更新契約書を記入して返送
  • ③期日までにお金を振り込む

基本的に、契約更新は必要な書類を提出するだけで済みますが、あらかじめ流れを把握しておくことで、スムーズに進められるでしょう。

それぞれの内容について、具体的に説明します。

①契約満了日の約2ヶ月前に「更新のお知らせ」が届く

契約満了日の約2ヶ月前に、契約更新の意思を確認するための、「更新のお知らせ」が郵送で届きます。

届いたらすぐに開封し、更新の手続きに足りない書類がないか必ず確認しましょう。

不足している書類があったり、契約満了日の1ヶ月前になっても「更新のお知らせ」が届いていなかったりする場合は、早急に送ってもらうよう依頼します。

②更新契約書を記入して返送

更新契約書に、氏名や連絡先など必要事項を記入して返送します。

契約更新のタイミングで、契約内容が変わっていることがあるため、しっかりと確認しましょう。

契約書の内容に曖昧な記述や、わからない点がある場合は、不動産会社又は大家さんに必ず問い合わせることが重要。

ご自身が不利な条件で更新しないためにも、納得したうえでサイン・捺印をしましょう。

③期日までにお金を振り込む

所定の期日までに、指定された口座に更新料を振り込みます。

なお、毎月の家賃を口座引き落としにしている場合は、その口座から更新料とその月の家賃が引き落とされることも。

更新料は更新のたびに変動することもあるため、更新料や支払い方法について事前に確認しておくと安心です。

また、2年契約で火災保険を結んでいる場合は、火災保険料の振り込みも忘れずに行いましょう。

契約更新しないで退去したい時

「梱包をする女性の画像」

契約更新をせずに退去したい時は「更新のお知らせ」が届いた際、更新しない旨を伝えます。

何かの手違いで「更新のお知らせ」が届かない場合もあるため、契約更新のタイミングが来る前に「賃貸契約書」で退去する際の、「申告時期」と「方法」を確かめておきましょう。

一般的には、退去通知は退去の1ヶ月前までといわれていますが、契約内容によっては1ヶ月以上前に通知が必要な場合もあります。

また退去の方法についても、書面の提出が必要なのか、又は電話のみの手続きでよいのかも併せて確認しましょう。

契約更新前に引っ越す場合の注意点

「チェックボックスの画像」

契約更新前に、急な転勤やご家庭の事情などにより、引っ越しが必要になる場合があるかもしれません。

その際には、以下のケースに注意しましょう。

  • 退去予告をしないとスムーズに引っ越すことができない
  • 更新前の退去が認められないケースもある
  • 違約金が発生することもある

それぞれについて、具体的に説明します。

①退去予告をしないとスムーズに引っ越すことができない

賃貸契約書には、「退去予告」の期限が記載されています。

「退去予告」は、退去する意思を伝えることをさしますが、一般的には、退去をする1ヶ月前もしくは2ヶ月前としていることが多いです。

これよりも遅くに退去予告を行った場合、実質的な解約日が後ろにずれてしまい、退去後も家賃を支払わなければならないこともあります。

スムーズな引っ越しを希望するのであれば、賃貸契約書をよく読み、退去予告の期限を確かめておきましょう。

②更新前の退去が認められないケースもある

賃貸借契約には「普通借家契約」「定期借家契約」があります。

ほとんどの場合、期間に定めのない「普通借家契約」を結び、賃貸物件に住むことが多いです。

しかし、あらかじめ期間が決まっている「定期借家契約」の物件を借りた場合、更新前の退去が認められません。

よって、更新前に急な引っ越しが必要になっても、契約期間中は家賃を払い続ける義務があるので注意が必要です。

③違約金が発生することもある

契約内容によっては、更新前の退去により違約金が発生することがあります。

例えば、1年未満の退去に対して違約金を求められるケースです。1年未満で退去されてしまうと、家賃収入よりも退去後のクリーニング代や、新たな入居者を募集するための広告費などのコストの方が上回ってしまうからです。

このように、不動産会社又は大家さん側が不利益になるため、違約金を請求されるケースがあります。

違約金の相場は、家賃1ヶ月ほどといわれていますが、契約内容によっては家賃の2〜3ヶ月分請求されるケースも。

契約更新前の引っ越しが必要な場合は、入居時にどのような契約を取り交わしたのかを、賃貸契約書で確認することから始めましょう。

契約更新し忘れた場合でも契約は有効

「家族3人が明るいリビングにいる画像」

「更新をするのを忘れてしまった」という場合でも、「法定更新」により契約は有効に成立し、住み続けることが可能です。

賃貸全般に適用される「借地借家法」には、「借主側から、更新に関する通知をしなければ、これまでと同じ条件で契約更新したとする」と規定しています。

これを「法定更新」と呼びますが、法定更新後は「期間の定めのない契約」となるため、契約の更新は無くなり、よって更新料も発生しません。

しかしながら、賃貸借契約書に「法定更新の場合にも更新料を支払う」という内容の記載があれば、法定更新であっても更新料を支払う必要があります。

参照:第26条建物賃貸借契約の更新等( e-Gov法令検索)

マンションの契約を更新については契約書をしっかりと確認しよう

賃貸物件に住んでいると、定期的に契約更新が必要になります。物件にもよりますが、2年に1度行われるのが一般的です。

このタイミングで、契約更新の手続き以外にも「更新料」を徴収されたり、家賃の減額・増額など契約内容を見直されたりします。

マンションの契約更新の流れは以下の通りです。

  • 契約満了日の約2ヶ月前に「更新のお知らせ」が届く
  • 更新契約書を記入して返送
  • 期日までにお金を振り込む

また、契約更新をしない場合や、契約更新前に退去したい場合には、「退去予告」のタイミングが重要です。

自分にとって不都合な引っ越しにならないためには、しっかりと賃貸契約書の内容を確認するようにしましょう。

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